富山市内の『まんが道』ゆかりの地(10/26~27富山県の旅 その2)

  10月26日(土)富山県の高志の国文学館で「藤子不二雄Ⓐ展」を観てきたことをこちらでレポートしました。

 https://koikesan.hatenablog.com/entry/2019/11/01/192126

 

 この日(10/26)は、夜行バスで早朝の4時50分ごろに富山駅に着いて、藤子不二雄Ⓐ展会場が開くまでだいぶ時間がありました。そこで、富山市内の『まんが道』ゆかりの地を散策することにしました。

 満賀道雄高岡市の自宅から富山市立山新聞社(現実の藤子不二雄Ⓐ先生は富山新聞社)に勤めていたので、作中に富山市内の風景が登場するのです。

 

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・これが現在の富山新聞社です。

 

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・富山城址公園

 

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・大和(百貨店)

 

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・総曲輪通り

 

 以上は、立山新聞社のご近所スポットとして『まんが道』に登場します。

 

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北日本新聞社満賀道雄が北陸日本新聞社の社会部長に「きみ学校を出たらぼくのとこへこないかね?」と勧誘されるシーンがあります。北陸日本新聞社のモデルは北日本新聞社だと思われます。

 

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・『まんが道』で描かれたのと同じような型の路面電車が今も現役で富山市内を走っています。

 

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・そして富山駅も『まんが道』に出てきます。もちろん風景は当時とはがらりと変わっています。

 

 藤子先生ゆかりの地を巡るためたびたび富山県を訪れていたのですが、富山市内のゆかりの地をこうしてちゃんと巡ったのは初めてです(富山駅富山市に来たことはありましたが)。

「ちゃお」で『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のコミカライズ連載決定!

 本日、「ちゃお」12月号が発売されました。

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 藤子先生のファンであることを公言しているときわ藍さんの連載『夜からはじまる私たち ~ナイトスクールダンサー~』が10月号から始まっていたのですが、この作品はおそらくもとから短期連載の予定だった雰囲気で、今号で最終回を迎えました。

 ですが、次号予告のページにとてもビッグな情報が!

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 11月30日ごろ発売の次号(2020年1月号)から、ときわ藍さんによる『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のコミカライズ連載がスタートするというのです!!

  

  すでに「コロコロコミック」でむぎわらしんたろう先生が『のび太の新恐竜』のコミック版を連載されていますから、「ちゃお」でときわさんによる連載が始まると、男児向け雑誌と女児向け雑誌それぞれに別バージョンの『のび太の新恐竜』が並行的に連載されることになります。

 このような状況がこれまでにあったでしょうか!?

 そして、そもそも「ちゃお」に『ドラえもん』が載るなんてほんとうに異例な気がします。

 さらに、ときわさんは現役高校生の漫画家さんですから、そんな彼女が『映画ドラえもん』のコミカライズを手がけるというのも目を見張る出来事だと思います。

 本当にいろいろな意味で驚きですし、これはもうすばらしい快挙です。

 ときわさん、おめでとうございます!

 

「ちゃお」次号(1月号)には、『のび太の新恐竜』コミック版を手がけるお二人の対談も掲載されるようです。

 普段は「ちゃお」を読まない層でも「次号は買う」という人が続出しそうですね。

 

  今号には、ときわ藍さん初の単著コミックス発売の情報も載っています。

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 12月27日ごろ、『夜からはじまる私たち ~ナイトスクールダンサー~』の単行本が発売になります。話題になったデビュー作『アイドル急行』も収録です。

 ときわさんの単著はこれが初めてとなりますが、複数の漫画家さんの短編作品を集めたアンソロジーであれば、ときわさんの作品を収録したコミックスが2種類出ています。

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『ともだち』(ときわ藍さんの『あしたの居場所』収録)と『最凶学園』(『目玉』収録)です。

 

「ちゃお」でついに初連載!と思ったら、今度は『映画ドラえもん』コミカライズ連載、そしてコミックス発売と、ここに来てときわさんの活躍がめざましくなってきました。目が離せません!

 

 ときわ藍さんは、「私はここにいていいのだろうか」「私にどんな長所があるというのだろう」「私をわかってくれる人なんているのだろうか」と不安の中にいる読者に、「あなたはあなたのままでそこにいていいんだよ」「あなたの存在はかけがえがないんだよ」「あなたの頑張りは誰かが見ててくれるよ」と自己肯定感や安心感を授けてくれる作家性・資質を持っているような気がします。(もちろんそれだけではありませんが)

 そういった資質が今後の創作活動でますます磨かれ、より多くの読者に届いていくのではないかと期待しています。

11月1日

 今日から11月ですね。

 34年前の今日、高岡駅米寿記念入場券が発行されました。

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 なんといっても、2人の藤子先生がこのためにイラストを描き下ろしているのがすばらしいです。

  この記念入場券、当時「藤子不二雄ランド」の懸賞で当選したものなので、その意味でも個人的には記念の品です😄

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 これが当選の証拠です。 

 

  11月1日は計量記念日でもあります。

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 このドラえもんのおかげで計量記念日を意識するようになりました。

 

 

 

藤子不二雄Ⓐ展富山会場へ(10/26~27富山県の旅 その1)

 10月26日(土)、富山県の“高志の国文学館”で開催中の「藤子不二雄Ⓐ展 ‐Ⓐの変コレクション‐」ヘ行ってきました。

 Ⓐ展には、すでに東京で2回、富山で1回足を運んでいたので、今回が4回目の観覧となりました。

 

 もともと10月26日にⒶ展へ行く予定を立てて準備していたところ、Ⓐ先生のトークショーが富山Ⓐ展初日の10月6日に行なわれるとの情報が後になって入ってきて、そちらも行くことにしたため、10月中に2度富山へ出かけることになったのです。

 当ブログでは、10月6日Ⓐ展観覧時のレポートをしそびれています。同日に行なわれたⒶ先生トークショーのレポートをして満ち足りた気持ちになり、Ⓐ展のことはそのうちレポートしようと思っているうちに時間が過ぎてしまったのです。

 10月6日Ⓐ展のレポートはいずれ余裕のあるときにするつもりなので、今回は10月26日Ⓐ展のことを書きます(展示内容はどちらも同じですが・笑)

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・高志の国文学館に到着!

 

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・エントランスゾーンで、Ⓐ先生人形と大きなⒶマークが迎えてくれます。Ⓐマークの裏側は、いかにも裏側っぽいキャラクターが揃っています(笑)

 

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・ここもエントランスゾーンです。BAR魔の巣の喪黒福造をいろいろな角度から眺めました。

 

 

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・富山会場オリジナル展示コーナー。高岡が舞台の頃の『まんが道』直筆原稿が展示されています。11月13日からは『少年時代』に展示替えされるようです。

 

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トキワ荘のコーナー

 

 

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・ポップゾーン

 

 

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・ブラックユーモアゾーン。各コーナーに直筆原稿が展示されていますが、このゾーンが最も原稿の展示数が多いうえ、Ⓐ先生独自のマンガ技法が駆使された原稿がいろいろとあって、こってりと見ごたえがあります。

 

 

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笑ゥせぇるすまんゾーン
 

  

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・Ⓐ先生のふるさと氷見を紹介するコーナー

 

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・Ⓐの変コレクション。このコーナーには本当にいろいろなグッズが展示されていますが、今回は「Ⓐ先生愛蔵・参考書籍」をクローズアップしてみました。

 

 

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・ブラックユーモアゾーンで『目のない舞姫』の直筆原稿を観たあと、変コレクションのコーナーで『目のない舞姫』に出てくる舞姫人形の実物に出会える展開に胸がときめきました。

 

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・Ⓐ展へ行くたびに何らかのグッズを買っていますが、今回はこんなグッズを購入しました!

てんとう虫コミックス『ドラえもん』0巻発売との情報が!

 『ドラえもん』に関する新情報や話題が続々と発表されて、当ブログではとても紹介しきれませんが、50周年企画で刊行されるコミックスの情報は特に私の興味を引いたのでちょっと触れてみます。

 

■「ドラえもん」“100年後の未来に届ける”全45巻セット愛蔵版が来年発売

https://natalie.mu/comic/news/353476

 

 てんとう虫コミックスドラえもん』豪華愛蔵版 全45巻セット“100年ドラえもん”が発売される、というニュースです。

 おなじみのてんコミドラえもん』全45巻がハードカバーの愛蔵版として刊行される、というのです。天金・箔押し仕様で、原画を高画質スキャンした最新版のデータを使用。書店予約は2020年2月、発送は9月、価格は6万6000円(税込み)の予定。

 “100年後の未来に届ける”という意味を込めて「100年ドラえもん」と名付けられたそうです。

 すごいものが出るなあ、と感嘆しました。お値段的になかなか手を出せないかもしれませんが、50周年を迎える『ドラえもん』を100年後にも届けようという心意気がすばらしいです。

 

 そして、今年12月1日(F先生のお誕生日ですね)には、てんとう虫コミックスドラえもん』第0巻と『絵本まんが はじめてのドラえもん』が発売されるそうです。

 『ドラえもん』0巻には、「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」に載った予告や6種類の第1話がカラーページを再現して収録されます。

 『絵本まんが はじめてのドラえもん』は、幼年誌に発表された話を収録した、絵本感覚のコミックスのようです。

 

 さらに、来年2月6日には『小説 映画ドラえもん のび太の新恐竜』の文庫版とジュニア文庫版が発売されるとか。

 

 個人的には、てんコミドラえもん』0巻が特に楽しみです。

 https://www.shogakukan.co.jp/books/09143156

誕生50周年にちなみ、全6種類の「ドラえもん」第1話を初出バージョン&完全カラーで収録。しめ切りギリギリになってもタイトルも主人公も決まっていなかったという伝説の予告や、作者自身による創作秘話まんが「ドラえもん誕生」も新書判コミックス初収録!貴重な写真と資料でおくる巻末解説も充実!「全45巻収録作品一覧」も巻末に収録。

 

 上掲のコミックナタリーの記事では、0巻は12月1日発売とありますが、小学館のサイトなどを見ると11月27日になっています。11月27日だと思って発売を心待ちにします。

『映画ドラえもん』の歴史をたどる【第2回】公開!

 たいむましんさんのサイト「WEB文芸」にて、私の連載「『映画ドラえもん』の歴史をたどる」第2回が公開されました。

 シリーズ第1作『のび太の恐竜』~第6作『のび太の宇宙小戦争』について語っております。私の趣味嗜好や世代的な部分から、シリーズの中でもこの時代の作品には特に思い入れがあって、語りが熱くなりがちです。どの作品についても語りたいことがいっぱいで、どの点を語るか話題を絞るのに苦労しました。

 皆さま、お読みいただけたら嬉しいです。

 

■『映画ドラえもん』の歴史を語る【第2回】

 https://t-machine.jp/web-bungei/57527/

 

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 よろしくお願いいたします。

Green Flashのドラえもんグッズなどをいただく

 きのう、ドラえもんグッズをいただきました!

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 タイムふろしきゲストタオルと、原作絵を使ったGreen Flashのグッズ3点(ペアレターセット、クリアステッカー、メッセージカード)です♪

 わ~い、ありがとう!!

 

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・タイムふろしきゲストタオル

 

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・ペアレターセット

 

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・クリアステッカーとメッセージカード

 

 うれしい偶然が重なって、この1週間で4人の方からドラえもんグッズの贈り物を受け取りました。

 みなさん、ありがとうございます!

 

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 「先生がくれるから…」 って、なんという絶妙な切り返しでしょう(笑)

 自分が勉強を怠けていることを完璧なまでに棚に上げて、あたかも責任の主体が先生にあるかのような口ぶり!なのに一瞬「そうか!」と頷いてしまいそうになる見事な間合い! ふざけた返答だけれどのび太は決してふざけていない!

 のび太の数ある屁理屈名言のひとつですね。

 このあと先生に怒られたのは言うまでもありません(笑)