ローソンへ行ったら「ドラえもん ブルーグラス&白桃ゼリー」を見かけたので連れて帰ることに。
なんともかわいらしい絵柄ですね。
この品は、今月22日に全国のローソンで発売されました。全2種あって、私が購入したのはそのうちの1種です。
きのう(11/23)は「手袋の日」でした。
1981年に日本手袋工業組合が制定したもので、これから手袋が必要になる季節に向けて「勤労感謝の日」を記念日としたそうです。
「手袋の日」と聞いて、私の藤子ファン脳が真っ先に思い出したのは『てぶくろてっちゃん』です。
講談社の学年別学習雑誌「たのしい一年生」1960年4月号から連載がスタート。年度が進むごとに掲載誌の学年が上がっていって、「たのしい三年生」1963年1月号まで連載が続きました。
この作品と『すすめロボケット』で藤子・F・不二雄先生は第8回小学館漫画賞(1963年)を受賞しました。(受賞時は藤子不二雄名義)
主人公の少年・てっちゃんは、作ったものがなんでも動き出す不思議なてぶくろを持っています。そのてぶくろを使って毎回いろんなアイテムを作り出し、楽しく遊んだり冒険に出かけたりといろんな体験をします。
『ドラえもん』のひみつ道具を思わせる不思議アイテムがいくつか出てくるのが印象的です。
藤子・F・不二雄先生のメインフィールドである生活SFギャグマンガの原型となる作品、と評されることもあります。
私は「手袋の日」と聞いて反射的にこの『てぶくろてっちゃん』が思い浮かべたのでした。
いま、『てぶくろてっちゃん』には『ドラえもん』のひみつ道具を思わせるアイテムがいくつも出てくると書きましたが、思えば、『ドラえもん』には本当に多種多様な手袋型ひみつ道具が登場します。
スーパー手ぶくろ、モグラ手ぶくろ、かるがる手袋、タッチ手ぶくろ、技術手袋、タイム手ぶくろ、猛獣ならし手ぶくろ、ペタリ手ぶくろ、手ぶくろ電話、きよう手袋、空気てぶくろ、雪だるま手ぶくろなどなど……。
なかでも、身体の各部位を簡単に付け替えられる“つけかえ手ぶくろ”や、女の子に応援してもらって必勝できる“チアガール手ぶくろ”なんかが妙に好みです。
また、離れたところから相手をくすぐれる“コチョコチョ手ぶくろ”にはイタズラグッズ的な魅力がありますし、独りで喧嘩させられる“けんか手ぶくろ”のような無駄道具もなんだか愛おしいです😊 初登場時は使い道が見つからなくて無駄でしかなかった“けんか手ぶくろ”ではありますが、のちの話(「のび太の0点脱出作戦」)でのび太は、別の時間軸ののび太をやっつけるためにこれを使って見事に有効活用したのでした😄 自分としか喧嘩できない…という“けんか手ぶくろ”の特性を巧みに活かした、理にかなった?使い道です。個人的には、無駄道具は無駄であり続けてくれたほうが面白みを感じるのですが、そこから使い道を見いだすというのもまた悪くない展開です。
とまあ、そんなことに思いをめぐらせた「手袋の日」でした。
自宅からそう遠くない新古書店の110円コーナーで収穫しました。
1984年〜90年に発行された藤子・F・不二雄先生の新書判コミックスたちです。
どれもすでに持っている本ばかりですが、よく行く近くの店の110円コーナーで見つけた!という興奮に押されて、ついついわが家にお迎えしたくなってしまいました。
おそらく、もともと同じ人物が所有していたものでしょう。
てんとう虫コミックス『エスパー魔美』については、「藤子不二雄」「藤子不二雄Ⓕ」「藤子・F・不二雄」名義が混在しているのが目を引きます。ちょうどコンビ解消前後の時期に発行された版が多いのです。
今回110円コーナーで見つけたてんとう虫コミックス『パーマン』のカバーデザインは、『パーマン』アニメ化(シンエイ動画版、1983年~)のタイミングでリニューアルされたバージョンです。
私は今年8月にも新古書店の110円コーナーでてんとう虫コミックス『パーマン』を見つけて購入したのですが、そちらは映画『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン』公開(2003年)に際して刊行された新装版でした。
1983年~バージョンの表紙と同じイラストを使用して、デザインを少し変えています。
これもトキワ荘マンガミュージアムへ行った日と同じ、11月1日のことです。
11月3日オープンの「トキワ荘通り昭和レトロ館」の前を通りかかるとたまたま内覧会をやっていて、中を見学させてもらえました。
1階で開催される「これも学習マンガだ!展」は、われわれが思う通常の学習マンガの概念を拡張してエンタメ作品の学習要素に着目した展示。
さまざまな《学習マンガと見なせる》コミックスがズラリと並んでいました。
このなかから藤子先生の本を探してみたところ……
・GAMANGA BOOKS『まんが道』1巻(小学館クリエイティブ)
・小学館文庫『藤子・F・不二雄[異色短編集]1 ミノタウロスの皿』(小学館)
・こちらでは『ドラえもんの学習シリーズ』(小学館)が紹介されています。
そんな「これも学習マンガだ!展」の第1期特集作品は『ゴルゴ13』。
なるほど、ゴルゴから学ぶ知識・知恵は豊富にありそうですね!
「トキワ荘通り昭和レトロ館」は2階も魅力的でした。
アパートだった各部屋を展示スペースに、昭和の文化や生活に触れられる展示がいろいろ。
この建物は昭和20年代に建てられたもので、ただそこにいるだけで昭和へのタイムスリップ感にリアリティがともないます。
一同、感嘆。
さらに、昭和ジオラマ作家・山本高樹さんの「神田川」と「人世横丁」も見どころです。
すみずみまで見とれました。
1階の「マンガナイトBOOKS」という施設には、Moo.念平先生の色紙が展示してありました。
その美麗さにひたすらうっとり。
藤子不二雄Ⓐ先生お別れの会に参列した翌日(11/1)、トキワ荘マンガミュージアムを訪れました。これが3回目の来訪となります。
やっぱり、トキワ荘の建物が視界に入ると条件反射のようにジーンとしてきます。トキワ荘が復元されてほんとうによかった、としみじみ実感する瞬間です。
そんなふうにこの地に来れば自然とワクワクするわけですが、と同時に、今年はトキワ荘に住んだり通ったりされた先生がたが何名も旅立たれたので、しんみりと切ない気持ちも生じてきました。
・入館時に受け取ったチケットとパンフレット
・ギシギシと鳴る階段をのぼると、板張りの廊下の左右に先生がた住んだ部屋が並びます。
・共同炊事場。細部までこだわり抜いて再現されています。
・手塚治虫先生のあと2人の藤子先生が入居したトキワ荘14号室。
・1963年のトキワ荘周辺町並み模型。トキワ荘の周辺にどんな建物があったのか、トキワ荘の位置関係などがわかって、すばらしい模型だなと感じます。
・開館2周年記念展示「漫画少年 大展覧号 - 幻の雑誌 完全揃い101冊 -」。10/16までだった会期が11/3まで延長されたおかけで間に合いました。
トキワ荘の先生がたにとって、デビューへの登竜門だったり作品発表の主舞台だったり仲間との交流の場だったり精神的支柱だったりした幻の雑誌。トキワ荘とは切っても切れない密接かつ重要な関係にあるのが「漫画少年」です。その創刊号から最終号までを一望できる展示は壮観でした。
この企画展で展示された貴重な資料の多くが永田竹丸先生より寄贈されたもの。永田先生の訃報に触れて間もないタイミングでこの展示を観ることになり、どうしても胸に迫るものがありました。藤子Ⓐ先生お別れの会に参列したばかりだったこともあって、この企画展の場にいることがそのまま先生がたを追悼する行ないであるような気持ちに……。
・トキワ荘マンガミュージアムの次の企画展は「藤子不二雄Ⓐのまんが道展 満賀道雄と仲間たち」。ついに藤子作品をテーマとする展示が開催されるのです。
・フライヤーをミュージアム内でゲットしました。
復元されたトキワ荘のなかで観る『まんが道』展。感動せずにはいられないでしょう。
・トキワ荘マンガミュージアムへ入館する前に「松葉」で昼食をとりました。
・チューダーとラーメンでンマーイ!
・「松葉」を出てからトキワ荘マンガミュージアムのすぐ隣にある「ふるいちトキワ荘通り店」でもチューダーを注文。ンマーイ!