藤子・F・不二雄先生のご命日には、毎年できるかぎりお墓参りに行くようにしています。藤子・F・不二雄ミュージアムが開館してからは「お墓参り→Fミュージアム」というルートを定番化しようとしているのですが、今年は当日に川崎まで出かけることができませんでした。
やむをえず、別の日にお墓参りをしてきました(Fミュージアムには行けなかったけれど…)。
・駅からF先生のお墓まで歩く途中で生えていた彼岸花
お墓参りのため関東まで出かけたのを機に、前から行く気満々だったのになかなか行けずやきもきしていた東京タワーの「藤子・F・不二雄展」に、ようやく足を運ぶことができました。
7月中旬から始まった同展も、10月6日に幕を閉じるのですが、まだまだ賑わいが持続していて…というか、会期終了が近づき駆け込み的入場者が増えたためか、入場口に行くと「2時間待ち」と言われました。
それはしんどい…。夕刻には混雑が緩和するという話だったので、それまで東京タワーの展望台にのぼって時間をつぶすことに。じつは私、東京タワーをのぼるのはこれが初めて。中学の修学旅行で東京に行ったときは、当時日本(アジア)で最も高かったビル「サンシャイン60」がコースに入っていたため、“東京のノッポな名所”でカブる東京タワーには行けなかったのです。それ以来、東京には何度となく来ているのですが、東京タワーをのぼる機会は訪れませんでした。
・初めてのぼることになった東京タワー
今年連載を終えた藤子不二雄A先生の『愛…しりそめし頃に…』最終回でも満賀道雄と才野茂はじめトキワ荘の面々が東京タワーをのぼる場面がありましたし、「今年こそが、私の東京タワー初体験に最もふさわしい年だったのだ」と勝手に解釈することにしました(笑)
初東京タワーだというのに、数日前に250メートル特別展望台にのぼるエレベーターが緊急停止するアクシデントがあったらしく、原因がわかるまで運行休止中でした。したがって150メートル大展望台のほうしかのぼれませんでした。それは残念だったのですが、『愛しり』最終回で満賀たちがのぼった展望台が150メートルのほうであることを考えると、250メートル展望台しかのぼれない事態よりは藤子ファン的にありがたかった、と思えないでもありません。
藤子・F・不二雄展会期中の東京タワー内には、原寸大ドラえもんがいっぱいいます。150メートル大展望台にも、ちゃんといてくれました!
それぞれのドラえもんが、みな異なるひみつ道具を携えています。
↓これは『愛しり』最終回で満賀が覗きこんだ、床面ガラス張りスポット“ルックダウンウィンドウ”!
満賀は、このウィンドウを見つけると「あ〜〜〜っ!?」「これ見ろよ」「東京タワーの根本が見られるぞ!! す、すごい!!」と声を上げました。
私は高所恐怖症とまでは言いませんが高いところは苦手です。でも頑張って片足立ち(笑)
・展望台から見降ろした増上寺。
・東京タワーから眺める東京スカイツリー。
展望台からフットタウンに降りてフードコートで飲食していると、たまたま隣のテーブルに座っていた男性から「稲垣さんですか?」と声をかけられました。話をうかがうと、ネット上での知り合いFさんでした。ご家族でF展を観にいらっしゃったそうです。Fさん、声をかけてくださってありがとうございました。
(その2に続く)