イチローと久米宏とドラえもん

私はきのうの日記でこんなことを書いた。
イチロー選手といえば、「コロコロコミック」か何かの雑誌で、子どもの頃『ドラえもん』の愛読者だった、と紹介されていたような気がする。〟
 本当にそんなことがあったのか気になったので調べてみたら、やはり「コロコロコミック」でそういった内容の記事が見つかった。同誌2003年3月号に「イチローがコロコロにやってきた!!」という記事があって、そこでイチロー選手が「ボクも(コロコロコミックを)読んでたよ。ドラえもんの単行本も集めてたな」とコメントしているのだ。イチロー選手のコメントの隣には、てんとう虫コミックスドラえもん』の写真が載っていて、「イチロー選手も読んでいた、メジャーリーガー養成本だ!!」と解説されている。
 そうか!『ドラえもん』はメジャーリーガー養成本だったのか!(笑)

 
 これまたきのうの日記で、久米宏さんの「二ュースステーション」に藤子不二雄先生が出演したときのことを書いた。
 それで思い出したのは、久米宏さんがドラえもんと共同でメインを張ったテレビ番組が過去にあった、という事実である。その番組とは、1990年にテレビ朝日で放送された「久米宏 ドラえもんの水は警告する」というもの。2大看板番組の主役をタイトルに冠しているのだから、テレビ朝日としては相当力を入れた番組だったに違いない。
 番組の内容は、世界の水が汚染されている現状をとりあげ、安全な水を取り戻すための方法を探りながら、水と人とのかかわりについて考えていく硬派なものであった。久米さんは番組全体の案内人みたいな役割で、ドラえもんのび太と一緒に世界の水を見て回りながら、水についての考察を巡らせる役回りだった。
 久米さんが登場するパートとドラえもんのび太が登場するパートが交互に流される、といった構成だったので、両者が同時に同じ画面に映って直接会話をしたりする場面はなかった。硬派な番組だったため、久米さん特有の軽さや毒気も見られなかった。