『ドラえもん』リニューアル発表!

 今月21日に報じられたアニメ『ドラえもん』声優交代について、本日ついにテレビ朝日から公式発表があった。

 テレビ朝日は30日、同局系の人気アニメ「ドラえもん」を来年4月から大幅にリニューアルすると発表した。ドラえもんの声の大山のぶ代さんを始めとする声優陣と、総監督、脚本家など制作の主なスタッフを放送開始以来25年ぶりに一新し、映像もハイビジョン化させる。ドラえもんのび太といったキャラクターは基本的に変わらない。
 同局の早河洋常務は「これからの25年を見据え、原作者の藤子・F・不二雄さんがドラえもんに込めた『友情、努力、希望』というテーマを改めて見つめ直し、原点に返ることを関係各社で確認した」と説明した。また映画は、来春は休み、06年春に新作を公開する予定。(「asahi.com」11/30 18:25)


 こうして公式に発表されてしまうと、ああやっぱり本当なんだ、とますます寂しさが増してくる。声優さんだけでなく、メーンの製作スタッフも一新されるとのことで、今回の『ドラえもん』リニューアルは、番組全体にかかわる大幅な革新になるようである。
 長年親しんできた馴染みの声が変わるわけだから、新しい『ドラえもん』に慣れるまで時間がかかるだろうし、制作者側が『ドラえもん』のテーマを「友情、努力、希望」と決め付けているところに不安を感じるが、藤子・F・不二雄先生の原作に立ち返ろうとしている点は評価したいし、新しい声優さんやスタッフに期待する気持ちもそれなり大きい。
 とにかく、『ドラえもん』リニューアルが「改悪」にならないことを祈るばかりだ。


●雑誌記事情報
 今月21日の『ドラえもん』声優交代の報を受けて、本日発売されたいくつかの週刊誌がそのことを記事にしている。
 私が購入したのは、「FLASH(フラッシュ)」12月14日号、「週刊朝日」12月10日号、「女性自身」12月14日号の3誌。他にも同様の記事を載せた雑誌はあるのだろう。
FLASH(フラッシュ)」は、ポスト大山のぶ代を勝手に予想するお遊び企画、「週刊朝日」は、ドラえもん学・横山泰行教授のコメントを紹介しつつ『サザエさん』『ルパン三世』といった長寿アニメの話題にも触れている。「女性自身」は、『ドラえもん』の声優さんの各事務所からコメントを取っていて、大山のぶ代さんにも突撃取材を敢行している。別の頁には「ドラ声の謎20!」というトリビア企画を載せている。