「あの人気マンガの続きが読みたい!」

 藤子不二雄A作品に関する記事が載ったムック・雑誌の情報を2点お知らせしたい。



別冊宝島1187「あの人気マンガの続きが読みたい!」(宝島社/2005年8月28日発行/定価1200円)


 本書は、過去の名作マンガの続編をカタログ的に紹介したガイドブックだ。
 この本のなかで、藤子不二雄A先生の『サル』と『愛…しりそめし頃に…』が、それぞれ『プロゴルファー猿』『まんが道』の続編としてとりあげられている。


『サル』については、

猿そのものの風貌はそのままに、アメリカの過酷な日常を生きる中で鍛えられたワイルドな体躯と、無数の激戦を経験してきただろう実戦経験を加味して、新しいドラマが描かれている。

『愛…しりそめし頃に…』については、

藤子不二雄A作品ということで満賀道雄視点の物語になっており、タイトルとなっている恋愛的な要素も、かつて描かれていた「マドンナ」的な描写以上に重要な位置を占めた青春ストーリーとなっている。

などと書かれている。


 岡崎二郎氏の『アフター0 Neo』をガイドしたページでは、岡崎作品と藤子・F・不二雄先生のSF短編を比較するくだりが見られる。

藤子Fの短編はアイロニーとブラックユーモアに満ちており、その強烈な読後感ゆえ「短編SFマンガの第一人者」との呼び声が高い。岡崎も同じフィールドの作家として、よく藤子Fとは比較される。
だが、岡崎の語りには、必ずどこかに一種の「やさしさ」と「楽観主義」がほの見える。上述のピオのエピソードにしても、藤子Fならさぞやダークな結末になっていたと思うが、実際にはそうはならない。





「ダ・ヴィンチ」9月号メディアファクトリー発行/定価450円)


 38ページに〝復刊ドットコムの偉業!遂に完結「藤子不二雄Aランド」全149巻〟という記事が載っている。
 242ページには〝藤子不二雄Aランド全149巻ついに全巻完結!〟という広告が掲載されている。





●明日12日(金)は、『わさドラ』を当日のうちに観ることができないので、感想を書いて発表するのも通常より遅くなりそうだ。