「のび太の恐竜2006」製作発表

 本日付の各スポーツ新聞(紙面、あるいはウェブサイト)で、昨日行なわれた「のび太の恐竜2006」製作発表会見の模様が報道されている。


 神木隆之介くんがピー助の声を演じるのは大方の予想通りだが、劇団ひとりが1人5役を担当するというのは意表をつかれた。1人5役を演じることがふざけた感じになって、シリアスな場面の雰囲気を損なわないか気になるけれど、まあ、決定した以上どんな妙技を披露してくれるか楽しみにしたい。


 神木隆之介くんは、ピー助という重要で難しい役どころだ。天才子役と評価され、宮崎アニメでの声優経験もある彼が、どこまでできる人なのか、そのポテンシャルに期待したい。「ピューイ」「ピーピー」といった鳴き声だけで意志や感情を表現しなければならないわけで、その表現の仕方がわざとらしくならないか少し心配だ。



「日刊スポーツ」などは、神木くんの「ピューという声だけで感情を表現するのは難しいけど楽しみです」というコメントを紹介している。
 劇団ひとりのコメントは以下のとおり。
「日刊スポーツ」
のび太が眼鏡を頭に乗せて『眼鏡、眼鏡』と言うシーンを見てギャグに目覚めました」
●「スポーツ報知」「中日スポーツ
「ボクのポケットには何も入っていないと思ったけれど、でっかいチャンスが入っていた。レギュラーも狙っています」



 また、テレビ朝日のモーニングショーでも、会見の様子を流していた。舞台の上には、ドラえもんのび太、しずか、ジャイアンスネ夫、そしてピー助の着ぐるみと、5人のレギュラー声優陣が揃っていた。番組でクローズアップされたのは、もちろん、ゲスト声優の神木くんと劇団ひとりである。
 神木くんが「1回お母さんに『隆(りゅう)って、なんかのび太に似てる』と言われたことがあります」と言うと、劇団ひとりが「そう言われて、嬉しい?」とツッコミを入れていた。
 劇団ひとりは、1人5役について「まだ(誰の役か)言えないんですよ。5役ですから、ドラえもんのび太、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫…ぴったりだということは言っておきます。これ以上言えません」と笑いをとっていた。