藤子・F先生の誕生日に藤子・F作品発売!

koikesan2005-12-01

 本日12月1日は、藤子・F・不二雄先生の誕生日。先生は、昭和8年の今日、この世に誕生したのである。
 そんな記念日に、藤子・F作品の単行本が2冊(スペシャル版を含めれば3冊)発売された。ぴっかぴかコミックス『ウメ星デンカ』第1巻と、てんとう虫コミックス『ドラえもん プラス』第4巻である。『ドラえもん プラス』については、1〜3巻と同様、特製オマケのついた限定スペシャル版も同時発売。今回のオマケは、ドラ&ドラミのフォトフレームストラップだった。
 昨日当ブログでとりあげた「もっと!ドラえもん」No.4も、本来は今日が発売日だ。



ぴっかぴかコミックスウメ星デンカ』第1巻の収録内容

ウメ星デンカあらわる」/単行本未収録/
「どろぼうってなあに」/単行本未収録/
「まい子になった王様」/単行本未収録/
「めいわくなベニショーガ」/単行本未収録/
「白雪じょう」/単行本未収録/
「かわいいゴンスケ」/単行本未収録/
「ロボットゴンスケとスキスキぼう」/MC3巻、FF5巻/


※リストの見方
「サブタイトル」/これまでの単行本収録状況(MC…虫コミックス、FF…藤子不二雄ランド)/

「ロボットゴンスケとスキスキぼう」を除けば、あらゆる単行本に未収録だった作品ばかりである。「ロボットゴンスケとスキスキぼう」も、小学館の定番的単行本、てんとう虫コミックスとコロコロ文庫には収録されていない。


ウメ星デンカ』という作品は、地球(日本)の習慣・常識を知らないウメ星国王一家が、本人たちは良かれと思いながらズレた行動ばかりするところがおもしろい、生粋のギャグマンガである。とくに王さまのズレ方はすっとぼけていて、大いに笑える。お人好し揃いの国王一家に対するアクセント的な存在として、ベニショーガとかゴンスケのような濃いキャラも登場し、作品を賑々しく盛り上げているのも魅力だ。忠誠心が強く融通のきかないベニショーガや、ひねくれていて生意気なゴンスケは、よい意味でアクの強いキャラであり、今回発売されたぴかコミ1冊を読むだけで、彼らの独特の性格が生き生きと伝わってくる。




●『ドラえもん プラス』第4巻の収録内容

「百万ボルトひとみ」/FF25巻/ぼくドラ20号/
「「チャンスカメラ」で特ダネ写真を…」/単行本未収録//
「みせかけ落書きペン」/単行本未収録//
「ミニサンタ」/単行本未収録/ぼくドラ21号/
「宝さがしペーパー」/PC3巻//
「風の子バンド」/FF9巻/ぼくドラ23号/
「チューケンパー」/FF3巻//
「雪男のアルバイト」/FF11巻/ぼくドラ21号/
「テレテレホン」/単行本未収録//
「イメージガム」/PC3巻//
「災難予報機」/FF26巻/ぼくドラ11号/
「動物くんれん屋」/FF27巻、CC1巻/ぼくドラ14号/
「でんしょひこうき」/単行本未収録//
「交通ひょうしきステッカー」/PC3巻//
「エネルギーせつやく熱気球」/単行本未収録/ぼくドラ5号/
「ウラメシズキン」/FF4巻//
「人間用タイムスイッチ」/FF13巻//
「なかまバッジ」/PC5巻//
「万能グラス」/FF25巻//
ドラえもんとドラミちゃん」/文庫ドラミ編// 


※リストの見方
「サブタイトル」/これまでの単行本収録状況(FF…藤子不二雄ランド、CC…カラーコミックス、PC…ぴっかぴかコミックス、文庫…コロコロ文庫)/「ぼく、ドラえもん」別冊ふろく収録状況/

「百万ボルトひとみ」は、爆笑できるポイントが満載。スネ夫に誘われたしずちゃんの反応や、自分の顔の悪さを責めるのび太の表情や、百万ボルトひとみをくっつけた眼鏡をかけたドラえもんの顔や、百万ボルトひとみの作用を受けたジャイアンスネ夫の言動など、笑いどころだらけなのだ。オチの直前で、ちょっと感動できるのもいい。


「風の子バンド」は、本書のなかでは過激度ナンバー1だろう。風の子バンドで締めつけられたドラえもんの顔が凄いことになっている。
「チューケンパー」も、けっこう過激さを感じさせる作品だ。オチがブラックだし、しずちゃんの無惨な姿が痛々しい。「エネルギーせつやく熱気球」も、ある意味、オチが過激だ。


「イメージガム」は、パーマンが登場するのがちょっと嬉しい。


「ウラメシズキン」、のび太が最初にウラメシズキンをつけようとした部位がおかしい。


「なかまバッジ」ではジャイアンが、「おれのものはおれのもの…」という有名なセリフの亜流を披露。