11月創刊「ジャンプスクエア」に藤子A先生が執筆予定!!

 休刊した「月刊少年ジャンプ」の後継誌として11月2日に新創刊される「ジャンプスクエア」の執筆予定者が公式サイトや雑誌広告などで発表された。その執筆予定者のなかに、われらが藤子不二雄A先生のお名前があがっている。藤子Aファンとしては、先生の新作マンガを読めるなんて最高度の朗報である。(コメント欄に情報をくださったREON777さん、直接情報メールをくださったSさん、この情報をいち早く日記でアップしてくださったKさん、ありがとうございました)


 公式サイトで発表された執筆陣は以下のとおり。

和月伸宏
かずはじめ
藤子不二雄A
八木教広
浅田弘幸
増田こうすけ
片倉・狼組・政憲
池田晃久
海童博行
片山憲太郎×山本ヤマト
森田まさのり×小畑健(創刊特別読切)


http://jumpsq.shueisha.co.jp/

 公式サイトにはこの順番で執筆陣の名前が掲載されている。「読切」と断りが入っているのが「森田まさのり×小畑健」だけであること、藤子A先生の名前が3人目と好ポジションに配置されていることから、藤子A先生の新作は「豪華ゲスト読切」みたいな扱いではなく連載である可能性が高そうだ。現在73歳という年齢もあって、仕事量を思いきりセーブしていくという話も聞こえてくる藤子A先生が、この時期に月刊誌で連載を始められるなんて、ちょっとした奇跡に立ちあっているような気分だ。(「連載」と明記されているわけではないので、連載でない可能性ももちろんある)


 藤子A先生のジャンプ系でのお仕事は、先生のキャリアの長さのわりにとても少なく、いま思いつくかぎりでは、1969年から70年に「週刊少年ジャンプ」でシリーズ掲載した『コレク太の変コレクション』『タベ代の変料理』などの“変シリーズ”と、1991年から92年まで「スーパージャンプ」に連載した『サドンデス』(作・中川一省)と、1994年から96年まで同じく「スーパージャンプ」に不定期連載した『切人がきた!!』くらいである。(集英社の雑誌としては、「おもしろブック」「少年ブック」「日の丸」などにも描かれたことがある)
『切人がきた!!』が終わって集英社の仕事を何もしていない時期でも、藤子不二雄A展などのイベントで集英社から贈られた花がよく飾られていたし、昨年の大垣女子短大の公開講座では「ウルトラジャンプ」の編集長を同行させていたので、集英社とのお付き合いはずっと続いていたようだ。


 近年の藤子A先生の連載マンガを見渡すと、完全オリジナル新作よりも過去作のリバイバルや続編が圧倒的に多いので、今回もそういったものになるかなあ、と思ったりするが、何はともあれ、どんな作品を描かれるのか楽しみでならない。
ジャンプスクエア」の創刊が、俄然待ち遠しくなった。