「熱血!!コロコロ伝説」Vol.7とビリ犬グッズ

 きのう(7月27日)のアニメ『ドラえもん』で、「めだちライトで人気者」を原作とした「スクープ!のび太と秘密のデート」が放送された。星野スミレのペンダントの顔写真が原作どおりミツ夫だったのが素直に嬉しかった。ミツ夫の顔が見えた瞬間、パッと心が高揚した。
 以前当ブログで「めだちライトで人気者」も含めた星野スミレへの思い入れを語ったことがあるので、興味のある方はどうぞ。
●「仮面をかぶった少女・パー子」
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20050504


さて、「熱血!!コロコロ伝説」Vol.7が数日前に発売された。
今号に掲載された藤子マンガは、F作品1話とA作品1話の計2話。話数は少なめだが、どちらも単行本未収録作品なのがよかった。

ドラえもん』「タイムドリーマー」
 初出:「小学四年生」1988年10月号


『ビリ犬なんでも商会』「わが家にアイドルがやってきたの巻」
 初出:「コロコロコミック」1989年9月号

『ビリ犬』は、もともと1969年に講談社の雑誌「ぼくら」と「たのしい幼稚園」に1年ばかり連載された、比較的マイナーな作品だった。それから20年近くがすぎた1988年になって『ビリ犬』のアニメ化が決まり、アニメ化に合わせて「コロコロコミック」で新たに『ビリ犬』の連載がスタート。1989年にはアニメの放送時間帯が移り、それを機に『ビリ犬なんでも商会』と改題されたが、改題後半年ほどでアニメもマンガも終了してしまった。
『ビリ犬なんでも商会』の連載終了によって、長年のあいだ「コロコロコミック」に載り続けた藤子A作品が、その誌面から消えることになった。
 今回掲載された「わが家にアイドルがやってきたの巻」は、1988年から「コロコロコミック」で連載されたリバイバル版『ビリ犬』シリーズのなかで唯一の単行本未収録話だ。この話に登場するアイドル・星影ヒメコは、藤子A先生の別作品『ミス・ドラキュラ』に似ている。



 今日は『ビリ犬なんでも商会』が「熱血!!コロコロ伝説」に載った記念に、私のお気に入りのビリ犬グッズを紹介したい。
●「ビリ犬ピコピコハンマー」(新正工業)

 ピコピコハンマーといえば、人を叩いても安全なハンマー型の玩具で、近年ではこれを使って明石家さんまが『恋のから騒ぎ』「さんま愛の説教部屋」で女の子を頭をバンバン叩いているのが目につく。
 昔のバラエティ番組でよくやっていたお座敷ゲーム「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」で使用される道具としても印象的だ。2人で向かい合ってジャンケンをし、勝ったほうがピコピコハンマー(ハリセンなどの場合もある)で相手の頭を叩こうとし、負けたほうは頭を直接叩かれるのを防ぐため急いでヘルメットをかぶろうとし、どちらの行動が早いかで勝敗が決する。私も子どものころ、友達と遊んだことがある。
 そんなピコピコハンマーのビリ犬バージョンがこのグッズだ。最大の特徴は一目瞭然、ハンマーのヘッド部分がビリ犬のソフビ人形になっている。
 ビリ犬の胴体に赤い棒が突き刺さっているので、なんだか串刺し状態のように見えないでもない。そんな状態でもビリ犬の表情は常ににこやかだが。


●「ビリ犬 空からおむかえゲーム」(バンダイ)と「ビリ犬 子ども用肌着」(アンデルセン

「ビリ犬 空からおむかえゲーム」は、パパさんとタッちゃんのお迎えをママさんに頼まれたビリ犬が空から2人を見つけて家へ帰るという設定のボードゲーム。早く帰れた人の勝ちだ。ビリ犬パズル付き。


●ビリ犬お面

 祭りの縁日でお馴染みのキャラクターお面。『ビリ犬』のアニメが放送されていた当時は、こんなお面もあった。ビリ犬のピンクが鮮やかに映えている。



●親切ビリ犬・ピンバッジ

 1998年に開催された「第23回全日本『小さな親切』作文コンクール」のために作られたピンバッジ。このキャラクターは、厳密に言えば「親切ビリ犬」であって「ビリ犬」ではないという説もある。