『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』テレビ放映

 21日(金)、映画ドラえもんのび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』がテレビ放映された。
『新魔界大冒険』については劇場公開時に感想をいろいろと書いたので、ここで改めて詳しく書くことはしない(エンディングの大味なカットには面食らったが・笑)。メガネを外したママのつぶらな瞳がかわいいなとか、腹痛を起こしたドラえもんの痛がり方が真に迫ってるなとか、空飛ぶじゅうたんの内部の広がりにみんなが驚く様子がイイなとか、そういう細かいところに感心しながら観ていた。あと、美夜子さんはかわいくてかっこいいなとか、強い風が吹く場面での風圧や風速の臨場感がよく表現されてるなとか…

当ブログの『新魔界大冒険』関連記事


■『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』感想(ネタバレあり)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070405


■『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』感想(なるべくネタバレなし)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070312


■劇場で買った新魔界グッズ
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070313


■新魔界大冒険キーチェーン
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070329


■石像にされたドラえもんのび太
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070424


ユニクロの新魔界Tシャツ
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070315


武田鉄矢さんのドラえもん
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070407

私は映画『新魔界大冒険』の原作となった藤子F先生のマンガ『のび太の魔界大冒険』に強い思い入れがあるので、今回テレビでこの映画を見た視聴者のなかから何人かでも、原作マンガを手にとってくれる人が出たらいいなと思う。

のび太の魔界大冒険』小研究シリーズ(『のび太の魔界大冒険』と過去の文学・哲学・民話・漫画などとの影響関係を研究)


■「魔界大冒険」小研究1(デカルトニュートンと科学革命)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070317


■「魔界大冒険」小研究2(魔界歴程をめぐって)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070320


■「魔界大冒険」小研究3(北風のくれたテーブルかけ)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070418


■「魔界大冒険」小研究4(初期手塚漫画からの影響)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20070505

 現在公開中の映画ドラえもんのび太と緑の巨人伝』の感想を書いたさい、「本作は、エコロジーをテーマにしているが、ストーリーにテーマがうまく溶けこんでなくて説得力がなく、ストーリーから遊離したところで生硬なセリフを用いてテーマを主張しているため、ちっとも心に響いてこない」などと批判的なことを述べた。この感想を書いたとき、「私も過去に同じ批判のあてはまる童話を書いてしまったことがあるなぁ」と赤面しつつ思い出した。
 天下のドラえもんと私の童話では次元が違いすぎて比べるのもおこがましいが、『のび太と緑の巨人伝』の感想を書いたのがきっかけで自分の童話のことを思い出したので、ここで話題にしてみようと思った。
 その童話は『森はともだち』というタイトルで、擬人化した森が人間に対して自然の大切さを訴えるという説教臭い内容だ。物語のダイナミズムやキャラクターの魅力など置き去りにしてメッセージを訴えることばかりにとらわれている。
 今は読み返すのも恥ずかしいが、さらに恥ずかしいことに、この童話、大分県玖珠町主催の童話賞に応募したら入賞して、そのとき作られた童話集に収められてしまっているのだ。10年くらい前のことだが、この童話集は玖珠町の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、公民館などに贈られたそうなので、今でも置いてあるかもしれない(笑)
 これがその童話集だ。

 20編の童話が収録されていて、私の書いた童話は最後に載っている。
 ちなみに、大分県玖珠町は“日本のアンデルセン”と呼ばれる久留島武彦の出身地で、童話教育に力を入れているようだ。
 う〜ん、この作品のリベンジとして、エコロジーをテーマにしつつ自分で納得の行く童話を書いてみたくなってきた(笑)