漫画小屋へ行ってきた

 13日(日)、岐阜県郡上市にあるMさんの漫画小屋へ行ってきた。
 
 漫画小屋については、このブログで何度かとりあげたことがあるが、改めて紹介すると、2階建ての1軒家のほぼ全ての部屋が漫画本、玩具、ビデオ、プロレス雑誌、フィギュア、アイドルグッズなどのコレクションルームになっている夢のような邸宅だ。コレクションの大半がちゃんと目に見えるように展示されていて、どの品も快く手にとらせてもらえる。その意味で、博物館的・図書館的に楽しめる場所でもある。


 コレクションのためだけに一軒家を使えるのもMさんご一家が別の場所に住んでおられるからなのだが、Mさんは5月から漫画小屋に住居を移される予定で、そのためここにあるコレクションの大半を隣にある別の建物(工場跡)に移動させるそうだ。なので、現在の漫画小屋を漫画小屋として堪能できるのはこれが最後。すでにコレクションの一部は移動済みだった。
 これまで漫画小屋として使ってきた一軒家のすぐ隣に、膨大なコレクションを保管できる別の建物をお持ちだというのも凄い話だ。今度ここを訪れるときは、その別の建物が漫画小屋として機能しているはずである。


 今回の漫画小屋行きは、Kさん、私という常連のほか、Gさんも初めて参加され、大いに盛り上がった。漫画や特撮やアニメやプロレスやアイドルなどマニアックなトークが高いテンションで繰り広げられ、自分がそのトークに加わるのも、みんなのトークに聴き入るのもとても楽しかったし刺激的だった。


 漫画小屋に着く前に、郡上市の廃品回収場みたいな施設へ連れて行ってもらった。この施設は廃品のうち売り物になりそうな物を数十円単位の破格値で販売していて、Mさんはここでレアな漫画本を何度も発見したことがあるという。我々が行ったときは、さすがにそうしたレア本はなかったが、こういう場所は訪れるだけでワクワクする。私は、ミヒャエル・エンデ原作の絵本『トランキラ・ランペルトロイ がんばりやのかめ』(ほるぷ出版)を入手した。


 そうして漫画小屋に到着。漫画小屋は何度来ても圧巻。ある部屋は漫画の単行本で埋め尽くされ、ある部屋では漫画雑誌が幅をきかせ、ある部屋ではビデオが所狭しと居並び、ある部屋は手塚治虫ワールドに染まり、ある部屋はフィギュアが勢揃い、といった按配で、どこを見てもドキドキの夢空間が広がっているのだ。
 今回は初参加のGさんがいらしたので、Mさんが漫画小屋内をガイドしてくださり、何度かここに来ている私も初心のような気持ちで見学することができた。


 漫画単行本の書棚は、藤子不二雄桑田次郎水木しげる横山光輝永井豪などのコーナーに分かれていて、さらに漫画関連の書籍も充実。手塚治虫部屋では、単行本未収録の『泥だらけの行進』や『マグマ大使』(連載終盤の井上智さんが代筆した「サイクロップス編」)などを見せてもらった。
 アイドルグッズも豊富で、とくにMさんご贔屓の優香グッズが目を引いた。井川遥のレアカレンダーとかも。


 昨今は結婚式の引き出物としてカタログギフトが贈られることが多いが、Mさんが見せてくれたカタログには、てんとう虫コミックスドラえもん』やぴっかぴかコミックス『怪物くん』『忍者ハットリくん』が掲載されていて、藤子マンガをギフトにするなんて何とセンスのよい業者だろうと思った(笑)


 Mさんは、漫画小屋にある細かな藤子グッズをいくつか気前よく譲ってくれた。これがMさんからいただいた藤子グッズだ。

 そのほか横山光輝作品の食玩フィギュア(フィギュアックス)や、非売品のジャングル大帝カップラーメン(たちばな出版)もいただいた。

 Mさん、ありがとうございました!