藤子不二雄A先生が旭日小綬章受章

 今朝届いた「中日新聞」11月3日付で知ったのですが、政府が3日付で発表した2008年秋の叙勲で、藤子不二雄A先生が旭日小綬章を受章されました。
 おめでとうございます!

 奥田前経団連会長に旭日大綬章=藤子A氏には旭日小綬章−秋の叙勲(11月3日5時23分配信 時事通信


 政府は3日付で、秋の叙勲受章者4028人(うち女性323人)を発表した。(中略)
 経歴別に見ると、公務員47%、民間42%、議員・首長が11%。全体に占める女性の割合は8.0%でいずれも例年並みだった。
 芸術・文化の分野では、「忍者ハットリくん」や「プロゴルファー猿」を描いた漫画家の藤子不二雄A(本名安孫子素雄)さん(74)、「鉄道員」などで知られる映画監督の降籏康男さん(74)が旭日小綬章を受けた。
 受章者の内訳は、大綬章7人、重光章56人、中綬章302人、小綬章916人、双光章1625人、単光章1122人。 


 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000006-jij-pol

<秋の叙勲>藤子不二雄(A)さん、加藤剛さんら喜びの声(11月3日7時5分配信 毎日新聞

 秋の叙勲でともに旭日小綬章を受けた漫画家の藤子不二雄(A)さん(74)と俳優の加藤剛さん(70)、国連ボランティア終身名誉大使の中田武仁さん(71)=神戸市西区=に喜びを聞いた。(koikesan注、以下、藤子A先生の部分のみ引用します)

◇「無冠の帝王」返上に驚き…藤子不二雄(A)さん
「忍者ハットリくん」「プロゴルファー猿」などヒット作をあげたらきりがない。
「僕はあまり賞に恵まれず『無冠の帝王』と言っていたので、受章の知らせにびっくりしたけれど、ありがたいですね」と喜ぶ。
 1951年、高校3年の時、相棒だった故藤子・F・不二雄さんと連名で「毎日小学生新聞」に投稿した4コマ作品でデビュー。子供だった読者が成長するのと歩調を合わせるように青年もの、熟年ものへと広がった。「新しいジャンルに挑戦したい気持ちが強いんです」
 毎朝、電車で事務所に出勤。その時間がとても楽しいという。「何でも面白がることが非常に大事です。漫画も自分が面白がらないと、読者も面白くないでしょ」【内藤麻里子】


 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000009-mai-soci


中日新聞」では、「手塚先生なら何と言ってくれるかな」と本日誕生日を迎えた亡き師・手塚先生へ思いを馳せておいでです。


 藤子A先生は、ご本人も上記記事でおっしゃっているように、その実績や知名度、人気作の多さのわりに、あまり賞に恵まれてこなかったマンガ家です。
 2005年に、第34回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞したことで、ようやく大きな漫画賞を戴冠したことになったのですが、今度は国から受ける勲章ということで、藤子A先生は驚きつつ喜んでおられるようです。
 繰り返しになりますが、ほんとうにおめでとうございます!