「ダ・ヴィンチ」8月号で藤子・F・不二雄特集

 本とコミックの情報マガジン「ダ・ヴィンチ」8月号で「ぼくらの藤子・F・不二雄 ドラえもんという扉を抜けて」という16ページの巻頭特集が組まれています。
 藤子・F・不二雄大全集刊行開始および2011年の藤子・F・不二雄ミュージアムオープンを記念した特集で、『ドラえもん』を起点に『オバケのQ太郎』『パーマン』『21エモン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』「SF短編」といったF作品が各2ページずつ紹介されています。本の雑誌ダ・ヴィンチ」の特集だけあって、各作品ごとにその作品に思い入れを持った作家さんが文章を寄せているのが特徴。
 藤子F先生の世界や作品を深く掘り下げるような濃い特集ではないですが、一般読者が楽しい気持ちで藤子Fワールドのサワリを体感できる内容になっています。


 寄稿している作家さんでは、瀬名秀明貴志祐介辻村深月真保裕一といったあたりがもともと私の好きな人たちなので、こういうメンバーが揃ってくれたのは少し嬉しい。もっとも、最近は私の頭が小説を読むモードから遠ざかっているので、これらの作家の新しい作品は読めていませんが…。今は、評論やノンフィクションなどの活字本は読めるのだけど、小説は読めなくなっている、という時期なのです。
パーマン』について書いている村崎友さんの作品は読んだことがないのですが、ちょっと興味を抱いたので、頭が小説モードに戻ったら手に取ってみようかと思います。