2010年になってもう3日がすぎました。
初詣は、犬山成田山へ。子どもの頃は熱田神宮、大学生のときは京都の八坂神社、社会人になってしばらくは伊勢神宮が主な初詣先でしたが、21世紀に入ってからは犬山成田山に定着しています。
おみくじは「吉」。境内に張られた細い縄におみくじを結んで帰りました。木の枝や縄におみくじを結び付けるのは「(大切な人や神との)縁を結ぶ」という意味があるそうですね。だから、今年も良い縁があることを祈りつつ縄におみくじを結びました。
藤子不二雄A先生の年賀状、今年は虎のコスプレの喪黒福造が「ドーン!」のポーズをしたイラストでした。
「ドーン!」が英語表記になって、「あけましておめでDOON!」と新年のあいさつが記されています。正月から喪黒に気合を入れてもらった気分です。
藤子先生からいただいた寅年の年賀状というと、ふたまわり前の寅年(1986年)のことを思い出します。
コンビ解消前の藤子先生の年賀状は、その当時活躍していたキャラクターが、藤本作品・安孫子作品問わず一緒になって集合したイラストがプリントされていました。1986年の年賀状は、虎の上にドラえもんやオバQ、ハットリくん、パーマン、猿などが乗っているイラストでした。チンプイやウルトラB、ぼんの姿も見えます。
この年の年賀状が私にとって格別に思い出深いのは、同じ年賀状をなぜか5枚もいただいてしまったからです。
敬愛する藤子先生から年賀状が5枚も届いたのですから、どういうわけだろう?と少し不思議がりながらも、新年早々縁起がいいなあと当時高校生だった私はホクホク気分でした。
5枚のうち1枚には、アシスタントの方のものと思われる直筆文字で、こんなことが書かれていました。
すべてが印刷の年賀状でも、藤子先生からいただけたというだけで大変ありがたいし嬉しいのですが、こうして一言でも直筆の文字があると、ますます感動的で心があたたまってきます。
みなさま、今年もよろしくお願いします。