小池さん&ブラック・ジャックのモデルと会った!?

 4日(土)、岐阜県各務原市の産業文化センターで「アニメまつり2010inかかみがはら」というイベントが開催されました。一般公募のアニメコンクールや、クレイアニメ教室、落書きコーナー、アニメソングライブ、大道芸人のショーなど、アニメーションを中心にいろいろと楽しめる市民向けのイベントです。各務原市のアニメイベントは、毎年この時期の恒例となりつつあります。
 http://www.k-it.tv/animesai_2010/

 
 
  アニメまつり会場内の様子


「アニメまつり」の前夜には、関係者の懇親会が各務原市内のお店で行なわれました。私は直接の関係者ではないし各務原の市民でもないのですが、このイベントを主催するNPO法人の中心人物Iさんと親しくなったことから特別に(お情けで^^)声をかけていただきました^^

「アニメまつり」では、先に書いたように一般公募のアニメコンテストを行なっています。その審査員の顔ぶれが、こうした地方都市の市民向けイベントとしては異例なほど豪華なのです。
 トキワ荘レジェンドのお一人であり、アニメ界の重鎮、ラーメン大好き小池さんのモデル人物としても名高い鈴木伸一先生!
 かつて手塚治虫先生のマネージャーとして敏腕をふるい、現在は手塚プロダクションの社長をつとめられる松谷孝征さん!
 漫画家で大垣女子短大教授で、私の世代には「コロコロコミック」の『藤子不二雄のまんが入門』塾頭としての印象が強いしのだひでお先生!
 そういった先生方が当日のイベントだけでなく前夜の懇親会にも出席されるということで、私は胸を高鳴らせ感謝の念を抱きつつ喜び勇んで懇親会に参加させていただきました。


 午後6時ごろにJR鵜沼駅の前で店の送迎車に拾ってもらえることになっていたので、私は少し早めに着いて駅前ロータリーで冷たいものを飲みながら車を待っていました。するとロータリーに入ってきた車の中から、「よお!」と声をかけられました。しのだひでお先生でした。しのだ先生はいつもながら活気に満ちた豪傑オーラを発散されていました^^
 私が乗せてもらった送迎のワゴン車には、東京から移動してきたばかりの鈴木先生や松谷社長も乗っておられ、ずっとこのまま車に乗っていたい気分でした(笑) 車内では、松谷社長と来年公開される映画『ブッダ』や「月刊COMICリュウ」で連載の始まった『メルモちゃん』のリメイクマンガ(福山けいこ画)のことなどを話し、鈴木先生とは「最近藤子不二雄A先生とお会いになりましたか?」「仕事場はすぐ近くなのになかなか会わないねえ」なんて会話をさせていただきました。


 鈴木先生が小池さんのモデルであることは有名ですが、松谷社長もブラック・ジャックのモデルになった人物だとファンのあいだで噂されています。(手塚先生が講演会でそう発言されたそうですが、松谷社長にそのことを尋ねると、「それは手塚先生のリップサービス」とご自分がブラック・ジャックのモデルであるという説には否定的でいらっしゃいます)


 懇親会の会場は、琴の生演奏を聴ける雅な雰囲気のお店。鈴木先生や松谷社長とはテーブルが別になってあまりお話ができなかったのですが、近くに座られた各務原市岐阜県の職員の方や、岐阜の有名な商業施設をプロデュースされた方、某大学図書館の館長さん、ピアノの先生とおしゃべりしながら楽しくお酒を飲めました。
 
  挨拶をされる鈴木伸一先生(手前は、しのだ先生)
 
  挨拶をされる松谷社長


 1次会は、松谷社長の音頭で『鉄腕アトム』の主題歌を合唱して締めくくられました。


 会場を移して2次会。ここでは手塚プロ松谷社長の前の席に座れたので、2時間近くひたすら社長からお話をうかがいました。手塚先生ご本人のエピソードや手塚作品の裏話をはじめ、たっぷりとお話を聴けて私はすっかり興奮状態でした。
 手塚先生の話題以外では、乃木坂太郎作画の人気マンガ『医龍』の原案者・永井明さん(医療ジャーナリスト)をマンガ業界に誘ったのは松谷社長だった、という話などが興味深かったです。
 松谷社長は、手塚先生のアシスタントから漫画家になった先生方への愛情を深くお持ちで、『コブラ』の寺沢武一先生、『The かぼちゃワイン』の三浦みつる先生のことなども話してくださいました。


 この日はちょうどドラえもんの誕生日でした。藤子ファンにとって記念すべきこの日に、藤子先生にゆかりのある先生方とじかにお会いしお酒を飲めて、例年にも増して幸せな9月3日を過ごすことができました。懇親会では出席者全員の自己紹介があったのですが、私はそのさい「今日はドラえもんの誕生日なんです! そんな記念すべき日にこのような素晴らしい場に居合わせることができて感動しております」などと話しました^^


 4日の「アニメまつり」当日は、このイベントのお手伝いで汗を流しました。私は、ちびっ子縁日のコーナーの担当になり、輪投げやダーツなどいくつかのゲームがあるなか「バスケットボールビンゴ」(1回100円)の係をすることに。これが各ゲームの中で最も忙しくて、とくに午前中は子どもたちへの対応であたふたしてしまいました^^ 
 
 イベント終了間際には、鈴木先生やしのだ先生にもバスケットボールビンゴに挑戦していただきました。童心にかえって楽しそうな先生方でした。