朝日新聞連載の「しつもん!ドラえもん」が本に

 昨年1月より「朝日新聞」朝刊の一面で連載中の「しつもん!ドラえもん」が文庫サイズの本になりました。これまで紙面に掲載された数々の質問のなかから人気の高かったもの・反響のあったものを選んで収録しています。オールカラー200頁、定価600円。
 一般書店での販売はないので、朝日新聞の販売店に直接問い合わせて購入しました。

 
 『しつもん!ドラえもん ポケットブック』(小学館、2011年2月5日初版第1刷発行、A6判)


 私の家では「朝日新聞」を購読しておらず、この連載のためだけに「朝日新聞」を毎日購読するというところまではできなかったので、この本が出てくれてありがたいです。
 紙面ではかなり小さめのコーナーですが、この本では一つの質問に一ページ分が使われ、そのページをめくると答えが出てきます。




 こちらは寂しいニュースです
 富山県高岡市にある「万葉の杜ドラえもん散歩道」に設置されたドラえもんのキャラクター銅像が3月にも撤去され、その場所が駐車場になるそうです。
 この広場には何度か訪れたことがあるのですが、まさかこんな早い時期にこのようなことになるとは思ってもみなかったのでじつに寂しいです。


 この広場の入口あたりに藤子・F・不二雄先生のメッセージボードが掲げられています。そこにはF先生のこんな言葉が刻まれています。
「時代とともに変わっていく高岡、その中に生まれたこの公園が、昔も今も変わらない子供たちのオアシスとして、いつまでも子どもたちの夢と創造性を育む場であってほしいと願います 1994年7月 藤子・F・不二雄


 事情はいろいろあるかと思いますが、このF先生の願いに反することが起こってしまって残念です。
 今年9月に神奈川県川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムがオープンするその裏側で、F先生のふるさとでF先生関連の施設が幕を閉じるのはなんだか皮肉なものです。


 ドラえもんたちの銅像は、広場を所有する百貨店が市に寄贈するそうです。
 記事には「銅像を寄贈される市の産業振興部は「移設先の候補地にいくつか挙がっているが具体的にはまだ決まっていない。著作権を持つ藤子・F・不二雄プロなどと協議して、できるだけ早い時期に移設、活用したい」と説明」とあります。この銅像は貴重な資産であり公共財でありF先生の思いのこもった物なので、ぜひ有効に活用して高岡市民やドラえもんファンや高岡を訪れる観光客などを喜ばせてほしいと願います。

ドラえもん像 どこへ? 大和高岡店隣から来月撤去 「北陸中日新聞」2011年2月3日


 富山県高岡市出身の漫画家、故藤子・F・不二雄さんの作品「ドラえもん」のキャラクター銅像が並ぶ同市の大和高岡店の隣にある広場「万葉の杜(もり)ドラえもんの散歩道」が、三月にも駐車場になることが分かった。広場を所有する大和(金沢市)は、撤去する銅像を市に寄贈する方針。市は新たな移設先を検討している。
 大和によると、同店周辺は駐車禁止区域で、買い物客らから駐車場を求める声が強いためという。来月中をめどに「万葉の杜」の敷地を二十四台収容のコインパーキングなどにする。
 万葉の杜の敷地は旧大和高岡店跡地で、現在の高岡店が入居する市の再開発ビル「御旅屋セリオ」開館に合わせ、大和が一九九四年に整備。のび太やしずかちゃんなどの像もあり「ドラえもんに出会える場」として市民に親しまれ、観光スポットにもなっていた。
(中略)
 万葉の杜がある御旅屋通りの雑貨店関係者は「ドラちゃんがどこへ行くか心配。市中心部など人が行き交う場所にいてほしい」と話し、大和高岡店で買い物する同市京町、無職徳田三郎さん(85)は「人が多く集まる場所に移して、水木しげるロード鳥取県境港市)のような呼び物になれば」と期待する。
 銅像を寄贈される市の産業振興部は「移設先の候補地にいくつか挙がっているが具体的にはまだ決まっていない。著作権を持つ藤子・F・不二雄プロなどと協議して、できるだけ早い時期に移設、活用したい」と説明。ドラえもんのポケットのように夢の“解決策”が飛び出すか。(佐久間博康)

  http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2011020302000123.html