楳図かずおミニライブ&サイン会

 27日(土)、28日(日)は、マンガ関連のイベントに参加するため関東地方へおもむきました。そのレポートをしようと思います。


 27日は、アニメイト横浜で開催された楳図かずお先生のイベント「ミニライブ&アルバム先行視聴会&サイン会」へ行きました。楳図先生のライブイベントにはこれまでも何度か参加しているのですが、当ブログでレポートすることはほとんどありませんでした。今回は、2日間の関東の旅を順に追っていくという趣旨もあって、ここでレポートしてみます。


 今回のイベントは、楳図先生のシングルCD『新宿烏』発売を記念したものです。整理券が必要なイベントなのに私は整理券をゲットできていなかったのですが、友人が誘ってくれて参加することができました。とてもありがたかったです。


『新宿烏』は、楳図先生のマンガ『おろち』の作中歌としてまず登場し、その後2008年公開の実写映画『おろち』で谷村美月さんが歌い、このたび楳図先生ご本人がこの歌を歌ってCD化されました。楳図先生がやっている音楽のジャンルは通常はロックなのですが、この歌は演歌です。
 


ライブは12時から開始。楳図先生のトレードマークと言えば赤白ボーダーです。このライブでは曲に合わせてボーダーの着物で登場し、皆でグワシ!!!
私はグワシができないので、グワシハンドを持参しました(笑)
 


『新宿烏』の熱唱のあと、お客さんの前で着物を脱いで衣装替えした楳図先生は、CD『新宿烏』のカップリング曲『ああ レディハリケーン』を歌いました。キレのよいダンスに目を奪われます。ダンスで足の裏の滑りをよくするため靴底にテープを貼ってらっしゃいました。
 ライブの最後の曲は『まことちゃん音頭』。


 今月31日には楳図先生にとって実に36年ぶりのアルバムとなる『闇のアルバム2』が発売されます。
 そのジャケットがこれです!
 
 ジャケットイラストは楳図先生の描き下ろしです。今の日本の状況をイメージしたもので、地面が荒涼としているところは『漂流教室』の世界と通じており、その上の緑色は「再生」の意味。日本再生への願いがこもったイラストなのです。


 ライブのあとは、サイン会です。ジャケットにサインを書いていただきました。
 
 今度のアルバムには『14歳』や『14歳』に登場するチキンジョージをテーマにした曲があるということなので、それらの曲がとても楽しみです、といったことを先生にお伝えしました。


 このイベントは、同一の内容のものが14時半からも開催されることになっていました。意外なことに、当日になってもまだ整理券が残っているということだったので、もう1枚『新宿烏』のCDを購入して整理券を入手し、2回目のライブにも参加しました。
 1回目のライブと構成は同じはずなのですが、1回目よりも2回目のほうがお客さんのノリがよく、そのため楳図先生もノリノリでした。明らかに1回目よりご機嫌な様子で、おしゃべりにも勢いがありました。
 楳図先生がTBSの番組「クイズタレント名鑑」でマイケル・ジャクソンのスリラーを踊り、そのダンスのクオリティの高さに多くの人が驚嘆したことは記憶に新しいです。その番組について楳図先生はこうおっしゃっていました。
「僕にオファーが来た意図がよくわからないが、テレビのことだから、僕が踊って失敗してコケたりするのを笑いものにしよう、ということじゃないかと思い、そうはさせるか!と頑張った。「プリンツ21」という本でマイケルと天国対談をやったことがあって彼に親近感を抱いていたところだったので、スリラーを踊れたのは嬉しかった。マイケルのことは以前から好きだった」


 2回目のサイン会でいただいたサインです。
 

 イベント後は、会場で一緒だった楳図ファンの皆さんとプチオフ会。ひたすら楳図トークで盛り上がりました。
 当日お会いした皆さん、ありがとうございました!



※公式ホームページUMEZZ.comでこのイベントの模様が写真付きで紹介されています。
 http://umezz.com/jp/?p=2358&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter


※楳図先生のサインといえば、今年6月京都国際マンガミュージアムで開催されたイベントのとき、色紙にサインをいただけて感激でした!