藤子・F・不二雄と『スター・ウォーズ』

BRUTUS」10月15日号(マガジンハウス)は「すべての世代に捧げるスター・ウォーズ特集」です。
 その特集のうちの一ページに「藤子・F・不二雄も『スター・ウォーズ』!?」という記事があります。『ドラえもん』の「天上うらの宇宙戦争」を主に紹介しています。


 藤子・F・不二雄作品のなかに見られる『スター・ウォーズ』ネタというと、『ドラえもん』では「天井うらの宇宙戦争」の他に「ドラやき・映画・予約ずみ」の『スタージョーズ』や、「のび太の部屋でロードショー」の『スタージョーズ』、「貸し切りチップ」の『スペースウォーズ』、「フエール銀行」の『スペースウォーズ』なんかがありますね。
 SF短編『裏町裏通り名画館』の『ヌター・ウォーズ』や、『ある日……』の『スターウォーク』も思い出されます。この2作品では、作中作としてかなり本格的に『スター・ウォーズ』のパロディが描かれています。
『ある日……』の『スターウォーク』は、広大な宇宙船のなかで無駄に長距離を歩かされる一等兵の悲哀が描かれていて可笑しいです。『スターウォーク』には、「天井うらの宇宙戦争」に登場するアカンベーダー(ダース・ベーダーのパロディキャラ)と同名のキャラが出てきて、それも嬉しいところです(笑)