「ワールドビジネスサテライト」

 テレビ東京系の番組「ワールドビジネスサテライト」にて『UTOPIA 最後の世界大戦』の復刻本が特集されることを、当ブログでお伝えしました。
 その特集が昨晩(14日夜11時から)放送されました。
 

 放送では、復刻ビジネスという括りのなかで、小学館クリエイティブによる昔の漫画の復刻と、ツタヤによる昔の映画の復刻が紹介されました。
 小学館クリエイティブの復刻ビジネスを紹介するなかで特にスポットを当てられた本が、『UTOPIA最後の世界大戦』だったのです。
 1953年に鶴書房から刊行された『UTOPIA最後の世界大戦』のオリジナル本がまんだらけで350万円で落札されたことがある、という導入部から、オリジナル本の所有者である松本零士先生のお話や、復刻本を購入した方のインタビューなどでこの作品の魅力が綴られていきました。松本先生が、およそ60年前にこの作品のなかで描かれた未来の世界の風景が現在の世界といくつも符合しているので、そういうところを現在の人に読んでもらいたい、とおっしゃっていたのが印象的です。
『UTOPIA最後の世界大戦』は、来年9月に藤子・F・不二雄大全集からも刊行されますが、今年8月に発売された小学館クリエイティブの復刻本は、作品の内容を再現するばかりではなく、オリジナル本の装丁や形態を忠実に復刻しています。古書市場で300万円以上で取引されているものとそっくりの本が3990円で買えると思うと大変なお得感がありますね。
 http://www.shogakukan-cr.jp/utopia/


 今回の特集を観ていてきわめて個人的な理由でちょっと嬉しかったのは、東京神田にある書泉ブックマートの「藤子不二雄」売場の場面になったとき、ほんの一瞬だけ、棚に並ぶ拙著『藤子不二雄Aファンはここにいる』Book1・2の背表紙が映り込んだことです(笑) 藤子先生の著作単行本が数多く並ぶなかに自分の書いた本が紛れ込んでいる光景は、やはり私の心をくすぐってくれます^^