金環日食

 今朝(21日朝)、日本の幅広い地域で金環日食が起こりました。
 天候が心配されましたが、私の住む地域ではどうにか晴れてくれて、無事観察することができました。欠け始めからしばらくして「まぶしい三日月みたいだなあ」と感嘆。部分日食だけでも相当楽しかったのですが、やはり金環の状態になったときは、そのリングの見事さと、辺り一面の光量がちょっと減ったように見えたことに興奮しました。
 これまでメディアで話題になる天文現象はいろいろとありましたが、私の準備が不足していたり、観る意欲がそれほどでもなかったり、天候に恵まれなかったりして、ちゃんと観られないことが多かったのですが、今回はかなりはっきりと観察できました。



 金環日食が日本で観られたのは1987年9月23日以来のことです。およそ25年ぶり、ということになります。ただ、25年前の金環日食沖縄県だけで観られたものでして、本州だと1883年以来129年ぶり(東北から関東)、私の住む愛知県では1080年以来932年ぶりだそうです。932年前といえば平安時代ですね(笑)
 そんな珍しい天文現象が今朝観られたわけですが、私が金環日食をぜひ観よう!と決意したのは、藤子・F・不二雄キャラクターズの日食グラスがケンコーというメーカーから発売されたからです。これを購入したことで、「金環日食を観るぞー!」という意欲が我然高まってきたのです。
 
 同じメーカーから、ほかにドラえもんの日食グラスが2種類発売されましたが、私は藤子・F・不二雄キャラクターズのみ購入しました
 http://www.kenko-tokina.co.jp/newproducts/sunglass_fujiko_f.html


 先週金曜日(18日)のアニメ『ドラえもん』は、金環日食を記念してAパートで「日食を見よう」という話を放送しました。これはアニメのオリジナルストーリーなのですが、ドラえもんが実物ミニチュア大百科というひみつ道具を使って日食とはどんなものかをのび太に説明する場面は、マンガの「実物ミニチュア大百科」(てんコミ30巻、F全集13巻)の一場面を元にしています。
 今回のアニメでは、のび太は日食という現象を知らなくて、日食と聞いたとき「日食? それっておいしいの?」と反応します。そしてマンガの「実物ミニチュア大百科」でも、のび太は日食を「食べること」と関係のある現象だと勘違いします。「朝食というのは朝のごはんでしょ。昼食が昼ごはん、夕食が夜ごはん。じゃ、日食というのは一日じゅうたべてるの」などと言いだすのです。
 そんなのび太に日食とはどんな現象かを理解してもらうため、ドラえもんは実物ミニチュア大百科を使って精巧な日食のミニチュアを見せるのです。



 金環日食を観るのに役立ってくれた日食グラスですが、またすぐに出番が訪れます。6月6日に「金星の日面通過」がありまして、これを観るために日食グラスを使うのです。その次にこの現象を観られるのは2117年12月11日になるそうですから、今回は非常に貴重な機会になりますね。
(ちなみに、次回日本で金環日食が観られるのは、2030年、北海道だそうです。名古屋だと、29年後の2041年になるので、このときまた観られたらいいなと思います)
 http://homepage2.nifty.com/turupura/near/g120606.html
 6月6日といえば、「ドラえもん・えきかきうた」でUFOがあっち行ってこっち行って落っこちた日ですね(笑)