喪黒福造が表紙の書籍

 先月26日ごろ発売された社会批評集『不愉快なことには理由がある』(橘玲集英社)の表紙が、思い切り喪黒福造です。
 
 本の内容は喪黒や藤子作品とは無関係ですが、帯に喪黒氏のコメントまで載っているところが凝っています(笑)
 あとがきを読むと、著者の橘玲氏は喪黒福造を敬愛しており、「お前の書いたものを読むと『笑ゥせぇるすまん』を思い出す」と言われるそうです。



 内容が喪黒福造や藤子作品と無関係なのに表紙を喪黒が飾っている書籍として、ほかに、『パリからの演歌熱愛書簡』(吉田進、TBSブリタニカ)が思い当ります。1995年に刊行された本です。
 
 本書は、現代音楽の作曲家である著者が演歌歌手25人の歌唱力について分析したもの。そんな本の表紙に、ご覧のとおり、演歌を歌う喪黒が登場しているのです。藤子不二雄A先生がこの絵を描き下ろし、高橋啓二という方がCG処理を担当したようです。