ドラえもんの科学みらい展

 16日(土)から、名古屋市科学館で「ドラえもんの科学みらい展」が始まりました。
 
 
 
ドラえもん』に登場するひみつ道具の機能が現代の科学技術でどこまで実現されているのかを体験できる展覧会です。
 2010年に東京の日本科学未来館で開催されたのを皮切りに、広島、新潟、大阪、岩手、福島、徳島、福岡、長崎、岡山、高知と巡回し、ようやく名古屋にもやってきてくれました。映画『のび太のひみつ道具博物館』公開中のこの時期にやってきてくれたのは絶妙のタイミングだと思います。


 ということで、私は17日(日)藤子仲間8人と行ってきました。
 会場に入場してすぐのところでドラえもんがお出迎えしてくれました!
 


 いろいろな展示品があるなか、とくに目立っていたものの一つが、世界最小のヘリコプターです。タケコプター的な機能、すなわち、空を自由に飛びたいなという願望が、現在の科学技術でここまで実現できているという事例です。
 
 小型で軽くて静かなエンジンと、二段に重ねられたローター(ヘリコプターのプロペラ)が特徴。ローターが一段だけだと、反作用の力で人間の乗っているヘリコプター自体がくるくる回転してしまうため、それを防ぐためローターを二段にし、上と下が反対の方向に回転するようになっています。


 ファンタグラスの機能と関連づけて、植物のケミカルコミュニケーションを紹介するコーナーも興味深かったです。
 
 ファンタグラスをかけたのび太タンポポとの会話に夢中になりましたが、このコーナーでは、植物同士あるいは植物と虫とのコミュニケーションについて解説していました。ミズナは、ミズナにとって害虫であるガの幼虫に葉をかじられると「SOS」を意味する特別な香りを発するそうです。その香りに誘われて、ガの幼虫の天敵である寄生バチがやってくるのです。
 このコーナーでは、ファンタグラスの登場する話「タンポポ空を行く」のアニメが流されていました。



 ガリバートンネルもありました。
 
 
 ガリバートンネルをくぐると、ミクロの世界を体験できるコーナーです。走査型電子顕微鏡、マイクロ体内ロボット、カプセル内視鏡が紹介されていました。
ミクロの世界へ行くためにガリバートンネルを通過する…という演出がステキです。


 
 売店では何種かの特製グッズが売っていましたが、私は図録だけ購入。
 
 売店の横には、藤子・F・不二雄大全集てんとう虫コミックスを読めるコーナーが設けられていました。
 
 映画の宣伝も抜かりありません!