氷見・高岡の旅(その3)「氷見のまんがロード」

 氷見の比美町商店街・中央町商店街の一帯には、藤子Aスポットがわんさかあります。
  
 
 この商店街に藤子Aスポットが拡大していく嚆矢となったのが、1992年からお目見えした「湊川ラクリ時計」でしょう。所定の時間が来ると『忍者ハットリくん』のキャラクター人形たちが寸劇を繰り広げるカラクリ時計です。
 96年から登場した「サカナ紳士録」のモニュメントも、同地区では古参の藤子Aスポットになります。サカナ紳士録は、A先生が魚介類をモデルに生み出したご当地キャラクターで、ブリンス、タコ八、カニ丸などがいます。
 その後も、この一帯には藤子Aキャラのモニュメントやシャッターアート、看板などが続々と増えていき、「まんがロード」と名づけられて実に賑やかな藤子Aワールドをつくり出しています。
 今回は、そんな「まんがロード」のなかでも比較的新しめの藤子Aスポットを紹介していきます。



●「まんがロード」案内看板
 商店街のアーケードに「まんがロード」の案内看板が取りつけられています。何種類かあって、明るく楽しげなノーマルなものから、すこし凝ったデザインまで、ひとつひとつを楽しめます。
 

 

  

  

 

 

  
 この「ドーン!」大連発の看板が特に印象的でした。



●喪黒福造モニュメント
 
「氷見中央」バス停では喪黒福造のモニュメントに出会えます。
 2012年9月15日に開催された「まんがロードフェスタ2012」で、このモニュメントの除幕式がおこなわれました。アーケードの「まんがロード」案内看板も、このとき取りつけられたようです。
 
 喪黒はバス停のすぐ横に立っています。


 
 「喪黒福造と記念撮影はどうですか」とあるので…


 
 お言葉に甘えて記念撮影。「ドーン!」


 
●中央町ポケットパーク
 
「中央町ポケットパーク」は、国道415号の拡幅工事にともなって中央町交差点付近につくられました。その水飲み場には、氷見名産ブリに乗ったハットリくんたちのブロンズ像が設置されており、手裏剣型のボタンを押すとブリの口から水が出る仕掛けになっています。2009年4月26日に開園式がおこなわれました。
 
 


●忍者ハットリくんモニュメント4体
 
 中央町ポケットパークから忍者ハットリくんの巨大壁画へ歩いてく通り(市道新町漁港線の歩道)で、『忍者ハットリくん』のキャラクターのモニュメントを見られます。海へ向かっていく通りにあるだけに、キャラクターたちは海に関するものと遊んでいます。
 
 
 カモメに乗ったシンちゃん。この通りにある4体のモニュメントのなかでは、これが一番好きです。カモメに乗って飛ぶシンちゃんの、さっそうとした感じとかわいらしさがたまりません。


 
 碇につかまる獅子丸。


 
 ガラス玉の上に座るハットリくん


 
 波の上のブリ。これは『忍者ハットリくん』の作中キャラクターではありませんが、A先生が描いたイラストを元にデザインされています。


 これらのモニュメントは、市道新町漁港線の無電柱化工事に合わせて2009年8月に登場したようです。


 
 そうして、巨大壁画に到達!



 駅や商店街で、こんな賑やかで魅力的な案内チラシが配られていました。これを参考に氷見の「まんがロード」巡りを堪能できます!
 



 (氷見・高岡の旅(その4)に続く)
 http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20130714