まんが道 名場面ステッカー

 
 26日(木)発売の「Cookie(クッキー)」11月号「ソウルコミック」のコーナーで、谷川史子先生が偏愛本を紹介しており、その一つとして『エスパー魔美』を挙げています。
 高畑さんが「理屈じゃないんだよ、人を信じるってことは」と言う場面をピックアップしながら、谷川先生は「理想の男性をたずねられたときには“高畑君”と答えるほど、二人の信頼関係にはとても憧れる」と述べています。
藤子・F・不二雄 生誕80周年記念イベントat KITTE」でも高畑さんのこのセリフが展示されており、私はそこに反応して当ブログで感想を書きました。
 高畑さんって、本来は理屈っぽい人というか、論理的・科学的にものごとを思考するタイプなのに、この場面では理屈や合理性を超えて魔美を信じています。そこに私は心打たれました。そして、このセリフを噛みしめれば噛みしめるほど、高畑さんらしくないのに高畑さんらしい言葉だなあ、としみじみ感じるのです。
 さらに、高畑さんが「理屈じゃないんだよ、人を信じるってことは」と魔美くんに伝えるとき、あらたまった態度やドヤ顔で言うのではなく、バッティング練習するついでに、しかも空振りして球を頭に当てながら、ぜんぜん特別なことじゃないように言っているのがとても素敵です。高畑さんのかっこ悪いところが、かっこいいのです。
 こんなすばらしいセリフを言ってすぐ、球がゴチと頭に当たって「あいた!!」ってドジな声を出している高畑さんの背中が無性にかっこいいのです!


 
 27日(金)発売の「月刊!スピリッツ」11号は、藤子不二雄A先生と島本和彦先生のスペシャル対談が載っていて、さらに「まんが道 名場面ステッカー」が特別付録という、たまらなく魅力的な号になっています。
 書店でページを開いて目に飛び込んできた「まんが道 名場面ステッカー」に胸がときめきすぎて、思わず2冊買ってしまいました(笑)あの感動的な場面や熱い場面、つらい場面に楽しい場面などが惜しげなくシール化されていて心が浮き立ちました。1ページ分の台紙に26種類のシールがひしめいています。