F全集『ろぼっとろぼちゃん』

 25日(火)、藤子・F・不二雄大全集第4期第14回配本『ろぼっとろぼちゃん/かばんのぱっく ほか』が発売されました。
 
 1960年代前半、主に幼年誌で連載され比較的短期間で終了した9つの作品がまとめられています。

『ろぼっとろぼちゃん』
『かばんのぱっく』
『しゃぼんだまぽんちゃん』
『スーパーじろう』
『ろぼっとたろう』
『すぴーどたろう』
『チイちゃん』
『ピロンちゃん』
『ベレーのしんちゃん』

 これらの作品のキャラたちは、あまりにマイナーなため、Fキャラオールスターズみたいなキャラ集合企画から漏れてしまうのですが、そこに加わっていても遜色のないくらい、かわいらしくて魅力的です。
『ピロンちゃん』は手塚治虫先生が原作で、連載第1回めは手塚先生ご本人が漫画を執筆したのですが、第2回からはF先生が引き継いでいます。手塚先生筆の第1回も当巻に収録。そして、当巻の解説は、手塚先生の息子さんである手塚眞さんが担当しています。


 この巻をもってF全集第4期全14冊が完結となりました。
 これでF全集第1期から4期までの刊行が終わってしまった…と感傷的になりながらも、来月に特別追加巻『名犬ラッシー』が発売されますし、5月には別巻として『藤子・F・不二雄の異説クラブ〈完全版〉』が発売されるとの新情報もあり、“F全集が終わった感”はまだまだ薄めです。
 第4期完結の寂しさや感慨にとらわれている間もなく、来月も再来月もF全集レーベルの本が刊行されるのですから。