合掌造り集落

 世界文化遺産白川郷で合掌造りの風景を楽しんできました♪ 私の家から最も近い距離にある世界遺産だと思います。たぶん。(公共の交通機関を使って短い時間で行けそうなのは京都ですが)




・展望台から集落を一望。



・長瀬家



・長瀬家の屋根裏
 


・和田家



・明善寺



・明善寺の庫裡。白川郷で最も大きな5階建て合掌造りです。



・明善寺の本堂








 こうして合掌造りの風景を眺めていると、『ドラえもん』に登場した山奥村を思い出さずにはいられません。山奥村も合掌造りの集落なのです。しかし、あまりに不便なため村人が出ていってしまい、廃村となっています。
 のび太は、せっかくの日曜なのにビル工事の騒音でゆっくりできないパパとママを静かなところへ連れていってあげたい、と思います。そこでドラミちゃんに頼んで山奥村へ行くのです。それは、パパとママの結婚記念日のプレゼントでした。
 野比一家は、空き家となった合掌造りの家屋にあがり込んで、のんびりした憩いの時間をすごします。パパとママが窓から外を眺めながら3コマにわたって童謡『どこかで春が』を歌うシーンが素敵です。



のび太、パパ、ママ、ドラミちゃんがいろりを囲む場面を思い出します。


 白川郷を歩きながら、山奥村へ来たんだ!という擬似感覚をぞんぶんに味わいました。(山奥村は、てんとう虫コミックスドラえもん』7巻などに収録の「山おく村の怪事件」や、次の劇場版ドラえもんの原作となる『大長編ドラえもん のび太の日本誕生』に登場します。前者では「高伊山の山おく村」、後者では「高井山の山奥村」という表記。『日本誕生』においては、この村がダムの建設で水没します)


 合掌造り集落の出てくる藤子マンガといえば、『まんが道』春雷編もそうです。森安なおや五箇山の合掌造り集落を旅してきたことを才野茂に話す場面があるのです。そのとき森安氏が語った内容をヒントに、才野は『雲の中のミカド』のアイデアを思いつくのです。
 白川郷の1集落と五箇山の2集落が「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されています。

 さらに思い出す藤子Aマンガがあります。ブラック短編『田園交響楽』です。主人公の青年が閉ざされた因習の村に迷い込んで奇怪な体験をする物語。その村の景色を見ると、合掌造りとおぼしき民家が建っているのです。とくにこの写真は、合掌造りと柿の木が写っていて、『田園交響楽』の扉絵のイメージと重なります。



・土産物屋の店頭に、さるぼぼドラえもんが吊るされていました(笑)



・飛騨限定どこでもドラえもん根付けを購入!





 ・紅葉もきれいでした♪