昨晩（1月22日・金）放送のアニメ『ドラえもん』。Aパートの「そっくりペット大集合」（原作：てんコミプラス6巻「そっくりペットフード」）では“そっくりペットフード”というひみつ道具が登場しました。動物の顔が、それを食べさせた人とそっくりになるペットフードです。そんな変な使い道のひみつ道具が登場するだけあって、お話もかなりマッドな様相に（笑）ドラえもん顔のいろんな動物（犬やら猫やら亀やら烏やらジャイアンやら・笑）が街にあふれかえるという、その狂乱の騒動が見ものでした。
しずかちゃんの飼っている文鳥の顔がしずかちゃんの顔に変貌します。かわいい文鳥とかわいいしずかちゃんの組み合わせなのに、その結果はかわいいから遠ざかって気色悪くなるところが私にはツボでした（笑）
そっくりペットフードは「ペットは飼い主に似る」という説をアイデア元にしたと思われるひみつ道具ですが、ほかにも似たひみつ道具があります。“ペットそっくりまんじゅう”（てんコミ12巻「ペットそっくりまんじゅう」）です。これをペットに食べさせると、ペットの顔が飼い主に似てきます。ジャイアンの飼い犬であるムクに食べさせようとしたらジャイアンが食べてしまって、ジャイアンの顔がムクに似てくる場面が昔からお気に入りです。
Bパートの「再会！5年ぶりののび太」（原作：てんコミ30巻「ひさしぶりトランク」）に出てきたひみつ道具は“ひさしぶりトランク”。きのう会ったばかりの人でも久しぶりに再会した気分になれる道具です。同じ体験をしても“久しぶり”のほうが感動が大きいので、その感動を味わうために使います。
それで思い出したひみつ道具が“ハジメテン”（てんコミ29巻「思い出せ!あの日の感動」）です。こちらは、くりかえし体験したことでも初めて体験したような感動を得られる道具。同様の体験であっても、“久しぶり“や“初めて”だと心が動かされる度合いが大きくて、そうした心のからくりをアイデアにしているのがおもしろいです。
