「サライ」3月号は漫画特集

 9日(火)発売の「サライ」3月号(小学館)の大特集は「みんな「漫画」で大きくなった」です。
 
 藤子的に見れば、まず表紙にQちゃんがいるのが目を引きます。中身の特集内にも、てんとう虫コミックスオバQの広告や、オバQブームの紹介でQちゃんが登場しています。


 識者が自分の思い出の作品について語り下ろした「「私」の名作案内」のパートでは、鴻上尚史さんが『ドラえもん』、川本三郎さんが『まんが道』について語っています。それから「全国漫画博物館・図書館案内」では、藤子・F・不二雄ミュージアムのページがあります。


 同号には、手塚治虫先生の『新寶島』前半と『ジャングル大帝』最終話が読める別冊付録がついており、その解説役として藤子不二雄A先生のコメントが掲載されたりもしています。A先生が『新寶島』を読んでいかに大きなカルチャーショックを受けたか、そして『ジャングル大帝』最終回の執筆を手伝ったときどれほど感動したかは、『まんが道』やA先生の文章本・インタビューなどでいくたびも語られていますが、何度聞いても胸が熱くなります。


 というように、藤子的にもいろいろと見どころのある大特集なのです。