『新・のび太の日本誕生』2回目の鑑賞

 13日(日)、『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』を観ました。これで2回目の鑑賞です。前回は9人でしたが、今回はほぼ別メンバーの5人で劇場へ。
 
 
(以下、映画の具体的な内容にはあまり触れていませんが、一部ネタばらしになる可能性のある部分もありますので、未見の方はご注意を)
 あらためて観ても、原作を丁寧に補完するその仕事が見事でした。伏線の回収の鮮やかさ、出来事の理由づけのうまさ、場面と場面に関連をもたせる妙技! ククル、ペガ・グリ・ドラコといったゲストキャラクターたちがより掘り下げられ、活躍のしどころが増えたり、生き生きと描かれたり。
 八鍬監督は、すでに原作がしっかりと構成されていて、穴がない、と語っています。そんな原作のさらなるブラッシュアップに成功したのですから、すばらしい限りです。
 ラストシーンでは、前回観たとき以上にうるっときました。エンディングで描かれたククルのその後にも目がうるみました。
 タイム・パトロール隊員の姿が藤子ファンへのサービスになっているのも嬉しいところです。あの人物の暮らす時代は「2016年」ですものね♪ 2016年公開の映画で2016年ネタを入れ込む…そこうした遊びをやってくれるのが粋です(^^)
 1回目同様、一緒に観た人たちにも大好評でした。一つだけ出た不満が「T・P隊長が女性になったこと」でした。そんな感想もあるんだな(^^) その人は、T・P隊員に関するネタに気づかなかったようなので、もし気づいていたら違う感想だったのかしら。



※東京、福岡、大阪、高岡、広島、上田と巡回し、4月からは新潟へ行く「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」が、この夏ついに名古屋で開催されます。会場は、松坂屋名古屋店松坂屋美術館。7月16日〜 9月4日まで開催予定です。
 http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/