藤子・F・不二雄展が名古屋へやってきた!

 今月16日(土)から、名古屋の松坂屋美術館で「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」が始まりました。2013年に東京タワー会場でスタートし、その後、福岡、大阪、高岡、広島、上田、新潟とめぐったこの展覧会が、巡回地の最後に名古屋を選んでくれました。愛知県民としてありがたい限りです
 私は、比較的付き合いの長い藤子ファン仲間5人で18日(月・祝)に行ってきました!東京、大阪、高岡会場を訪れている私にとって、これが4度目の同展です。

 
 ・松坂屋のエレベーターがF展仕様に!


 
 ・F展のポスター。


 
 
 
 
 
 
 ・松坂屋美術館前のフロアには、ドラえもんたちがいっぱいでした。記念撮影をしている子どもの姿をちらほらと見かけました。


 
 ・Fキャラ勢揃い!このボードの前も記念撮影スポットです。

 
 
 ・藤子・F・不二雄ミュージアムのPRスペースも設置されていました。

 
 
 ・チケットを購入して、いよいよ入場です!
 

 最初のコーナーは「SF(すこしふしぎ)シアター」です。4Dプロジェクションマッピングの映像で、のび太ドラえもんがタイムスリップしたり、Fキャラたちが空を飛んだりするシーンを満喫できます。立体感、臨場感がすばらしいです。バックが書棚のようになっていて、そこの本が動き出す演出とかも好きです。私は4度目の鑑賞となるわけですが、何度見てもいいですね。


 次が原画の展示です。一緒に見た面々が濃い藤子ファンばかりとあって、F先生の原画(複製原画含む)を見ながら、このセリフは元はこうだったとか、この部分は初出では広告スペースだったとか語り合ったり、コマの外に書かれたF先生の青鉛筆文字を解読しようとしたり、1枚の原画からほかの藤子作品の細かいところへ話題が広がったりと、マニアックな会話を楽めました(笑)
 いつも思うことですが、やはり原画をこの目で見られるってすばらしい体験です。完成し印刷されたかたちで愛読してきた作品を生原画で見ると、生原画に残された制作過程のいろいろな痕跡が目にとまり、もちろんその場に作者はしないし執筆の現場でもないのですが、原画の向こう側に、その作品ができあがっていく過程や、作者の息吹、工房の空気などが感じられるような気がして、グッと感銘を受けるのです。


 SF・異色短編のコーナーでは、『ミノタウロスの皿』や『みどりの守り神』の原画(複製原画)とともに、SF・異色短編作品すべて(?)のトビラ絵の載せた大きなパネルがあって、それを眺めながら皆で好きな作品や作品から受けた衝撃・感想などを語り合いました。


大長編ドラえもん のび太の恐竜』の“プテラノドンが襲撃してくる峡谷”や『みどりの守り神』の“ジャングル化した新宿”といった、線の密度の高い見開きページの原画には、一枚の絵としての絶大な迫力やエネルギーを感じました。そうやって感動しつつ、この見開きページの大半は背景で占められており(その背景が緻密ですごいわけですが)それだけにF先生ご本人がペンを入れられた箇所の比率は少ないんだよなあ…などとF先生大好きだからこその冷めた感想も抱いてしまいました(笑)とはいえやはり、そうした背景を構想し、アタリ(あるいは下描き)を描かれたのはF先生ご本人ですから、F先生の作品として感動できますし、F先生が抱かれたイメージを我々の視覚でとらえられる“絵”へと仕上げてくださったアシスタントさんがたの創意や技量なども想像できて、一つの絵からいろいろと楽しめるのでした。


 F先生が少年時代にⒶ先生と制作した「少太陽」の現物を再び見られたのも感激です。パネルのようなモノで全ページ読めるようになっているので、1ページ1ページ目で追っていきました。東京会場のときは、このパネルが上のほうにあって、読もうと思うと無理な姿勢になってちょっとたいへんでしたが、その点今回は体に優しい配置になっていました。


 なりきりキャラひろばは、これまで私が足を運んだ会場の中では最もアイテムが少なかったような気がします。東京会場にあった「おばあちゃんのおもいで」「ゴンスケ」「キテレツ大百科」などがありませんでした。あいかわらず、のび太の机の引き出しが子どもたちに大人気で、常に行列ができていました。
 私は、F先生とパーマンになりきらせてもらいました♪ 
 
 
 
 かぶっているときはわからなかったのですが、写真で見ると、パーマンマスクのかぶり方が中途半端ですね…。なりきりのクオリティは極めて低いのです。でも、私はコスプレイヤーではないので、クオリティとか関係なく単純に楽しめればそれでいいのです♪

 
 グッズショップでは、シール×2種とミニノートを購入。
 
 F展各会場でちょこちょこと何かを買っていて、これまで何を買ったか細かく覚えていないので、同じものをダブって買ってしまっているかもしれません(笑)


 
 
 F展鑑賞後に皆で入った居酒屋のメニューにたまたまチューダーがあったので、期せずしてチューダーパーティーに!(笑)5時間くらい藤子トークで盛り上がりました。