ドラミちゃんの誕生日に観たアニメ『ドラえもん』

 藤子・F・不二雄先生の誕生日の翌日、ドラミちゃんの誕生日の当日である12月2日(金)に放送されたアニメ『ドラえもん』を楽しみました。内容は誕生日とは無関係でしたが(^^)


 Aパートの「スーパーヒーローふろしき」では、スーパーダン(スーパーマンのパロディキャラ)の能力を得られるふろしきを付けて飛べるようになったのび太の最初の活躍場面がツボでした。部屋の蛍光灯の交換だなんて、なんと生活に密着したヒーロー能力の有効活用でしょうか(^^)しかも蛍光灯の高さにたどり着くまでけっこう時間がかかるのが愉快です。そばにイスなどの台があったら、そっちのほうが早く交換できちゃうのです。このふろしきが、本格的なヒーローになれる道具ではなく、未来の“ごっこ遊び”用のおもちゃであるがゆえの出来事ですね。
 スーパーダン気取りのジャイアンにどうにかこうにか勝利したのび太に対しスネ夫が放つツッコミセリフや、のび太が空高くへ向かう勢いでさっそうと飛び上がったはずなのにすぐ超低空飛行の態勢に入るところなどは、原作にある展開でこうなるとわかっていたのに笑えました(^^)


 Bパートの「カッコータマゴ」は、カッコウホトトギスなどカッコウ科の鳥が行なう“托卵”をアイデアの元にした話です。『ドラえもん』において鳥の習性を題材にした話といえば、ほかに“刷り込み”をアイデアにした「たまごの中のしずちゃん」や、“渡り”を描いた「ツバメののび太」などが好きです。
 
 ・「たまごの中のしずちゃん」収録のてんとう虫コミックスドラえもん』37巻。表紙と裏表紙のカラーイラストも「たまごの中のしずちゃん」をイメージしたものです。


 「バードキャップ」も鳥の習性を描いた話ですね。スズメやハトやミミズクやカワセミなどいろんな鳥の帽子が出てきます。たとえば、カワセミの帽子をかぶると水の中に飛び込んで魚をつかまえる…というふうに、その鳥の習性が自動的に身につくのです。
 「バードキャップ」の冒頭で、しずちゃんの家の庭にオナガが訪れている場面があります。オナガは我が愛知県では見られないのですが、関東だと住宅地にもいたりします。愛知県では珍しいうえ、大きくてきれいな野鳥なので、東京に行ったときたまたま見かけると目を奪われます。写真のオナガは、数年前に三鷹駅の近くで見かけたものです。