「Neo Utopua」58号

 藤子不二雄ファンサークルマガジン「Neo Utopua」の最新号(58号)が3日(火)に届きました!
 
 特集は「藤子不二雄漫画少年」。数多くの資料を集め、細かいところまで調べあげ、情報を丁寧に整理して、藤子ファン視点で伝説の少年雑誌漫画少年」の実像に迫っています。情報量と熱量が半端じゃありません。
 私は同特集に「藤子先生と漫画少年と私」というエッセイを寄稿しております。表紙にも名前を載せてもらっています。永田竹丸先生(「漫画少年」でデビュー、トキワ荘通い組第1号となったレジェンド漫画家)や加藤丈夫さん(「漫画少年加藤謙一編集長の四男)と同じ列に並べてもらえて光栄ながら恐れ入ります。


 もう一つの特集「作品が語る 藤子アシスタント列伝PART3」の徹底調査・考察ぶりもすさまじいです。藤子先生のアシスタントさんの探究というのは、歴史を重ねた藤子不二雄ファンサークルであるネオ・ユートピアという舞台でこそひときわ映える特集だと思います。商業誌でここまで詳しく細かく自由にアシスタントさんにスポットを当てるのは難しいでしょうし、ネオ・ユートピアの誌面だからこそ、この濃さで特集を組めるのでしょう。この特集に興味をもつ層も、ネオ・ユートピアの読者ならそれなりに厚みがあると思うのです。


 昨年亡くなられたたかや健二先生の追悼記事は胸に響きます。たかや先生がネオ・ユートピアで連載されていた『ぼくの藤子スタジオ日記』第18回が未完成原稿の状態で掲載されており、最後まで熱意をもって原稿に取り組んでおられた痕跡が伝わってきます。