「映画ドラえもんのお約束 完全マニュアル」

 現在発売中の「エンタミクス」4月号に「映画ドラえもんのお約束 完全マニュアル」という記事があって、映画ドラえもんのセオリーがカラーページで項目別にガイドされています。
 
“見知らぬ世界の少年”とか“ヒロイン”とか“いつもの5人”とか“バトル”とか“泣き”といった定番の項目のなか、“案内人はおしゃべり”という項目で「ドラビアンナイト」のミクジンや「銀河超特急」の車掌さんが紹介されているのがツボでした。
 おしゃべりな案内人といえば、ミクジンや車掌さんのような職業的案内人ではないものの、「宇宙小戦争」に登場したロコロコもここに入れてあげたくなりました。ロコロコが好きなので♪
「宇宙小戦争」もいずれリメイクされるのかしら。この映画は私のなかで主題歌の『少年期』のイメージと分かちがたく結びついているので、リメイク映画の主題歌が別の曲になるだけで別物感を濃厚に感じるかもしれません。別物であっては悪い、と言っているのではなく、それほど作品の印象と主題歌のイメージの結びつきを強く感じるということです。
『少年期』という歌そのものが持つすばらしさがまずあって、それが映画の根底を流れる精神を詩的にほのめかしているように感じられ、劇中で実際に『少年期』が歌われる場面も描かれたりして、『少年期』抜きでは「宇宙小戦争」をイメージできない!という気持ちになるのです。


 ※中日新聞東京新聞)夕刊で斎藤宣彦さんが連載している「マンガの探偵 ギャグマンガの歴史を追う」、本日(2月23日・木)の話題は『オバケのQ太郎』です。