「まんが道大解剖」発売!

 本日(3月3日・金)、「まんが道大解剖」が発売されました!
 
 現物を手に取って歓喜、ページを開いて、巻頭の「カラーギャラリー」から興奮が止まりません。 
 『まんが道』ファンには心浮き立つ記事が満載ですし、ビギナーの方でも図版や写真がいっぱいでパラパラとページをめくっているだけで楽しいです♪
  私の書いた文章も無事掲載され、単行本未収録作品のページでも資料協力者として名前を載せてもらえて光栄のきわみです。


 この本のインタビューの充実っぷりがすばらしい! 藤子不二雄Ⓐ先生、松野喜多枝さん(Ⓐ先生のお姉さま)、担当編集者の方々、手塚プロ松谷社長、さいとう・たかを先生。どのインタビューも読みごたえがあって興味深いです。表に出ることを嫌った松野さんがインタビューに登場されたのは奇跡的だと思います。
 そして、ドラマ『まんが道』の主人公を演じた竹本孝之さんと長江健次さんの対談が熱い!お二人はドラマ版で主人公のルックスが入れ替わったことについても回想しています。今だったら「原作と違う」ってSNSで炎上してる…という竹本さんのコメントに笑いました(^^)


 この本の超目玉といえるのは、“藤子不二雄原稿大量落とし事件”のとき届いた催促電報の公開です。この事件は『まんが道』のなかでも(季節などを変えて)描かれていて、非常にショッキングで、追い詰められるような絶望感にみまわれるシーンです。締切や納期に迫られた経験のある誰もが身につまされる、オソロシイ出来事です。藤子先生にとって催促電報はとてつもなく忌まわしい品のはずなのに、こんなにきちんと保存してあったとは!漫画史における貴重な資料の大発掘です。


 さいとう・たかを先生のインタビューでは、激河大介についても質問してくれていてウレシイです!私は数年前にテレビ番組で激河大介を演じた(!?)ことがあるので、このキャラクターには妙に思い入れがあるのです(笑)テラさんは、さいとう先生にお説教の手紙を送ってたんだなあ…。なんとテラさんらしい。


 ほかにも語りたいことがあふれてきそうですが、まだ発売されたばかりであんまり中身に触れるのもよくなかろうと思いますから、このくらいにしておきます♪