今年の9月3日は日曜日と重なったこともあり、藤子・F・不二雄ミュージアムへ行ってドラえもんの誕生日とFミュージアム6周年をお祝いしました。
館内のあちこちで知合いと遭遇するという実に愉快痛快な状況のなか、F先生の原画を観たりカフェで飲食したりショップで買い物したりはらっぱを散歩したりして、9月3日にこの場にいられる喜びを噛みしめました。
この日特別に入場口で配られた記念のポストカード。魔美が作るサンドイッチの恐怖を知る者にとって、彼女がサンドイッチを運ぶ姿に目を奪われずにはいられません(笑)
この日だけ撮影可能な原画がありました。
「タンポポ空を行く」。いい話ですね♪
現在Fミュージアムで開催中の企画展「ドラえもん×コロコロコミック40周年展」は、歴代大長編ドラえもんを中心に、「コロコロコミック」で発表されたF作品の原画がたくさん展示されています。コロコロ版『21エモン』とか、別コロ版『バケルくん』、『宙ポコ』、『宙犬トッピ』などの原画もあって、当時リアルタイムで読んだ思い出が蘇ってきました。
出木杉くんの初登場回「ドラえもんとドラミちゃん」の原画もありました。この原画のF先生による鉛筆書きのセリフの見ると、出木杉くんはのび太から「明智」という名で呼ばれています。
のび太くんのこう言ってます。
「明智のやつとは23回おしゃべりした。ぼくには3回だ。明智と話すときはニコニコしてた。ぼくにむかってはつまらなそうな顔。」
私が持っている初出誌「月刊コロコロコミック」昭和54年9月では、のび太くんのそのセリフがこうなっています。
「明智のやつとは23回おしゃべりした。ぼくには3回だ。出木杉と話すときはニコニコしてた。ぼくにむかってはつまらなそうな顔。」
そして、てんとう虫コミックス『ドラえもん プラス』第4巻などの単行本ではこうなっています。
「出木杉のやつとは23回おしゃべりした。ぼくには3回だ。出木杉と話すときはニコニコしてた。ぼくにむかってはつまらなそうな顔。」
(註:「23回」の表記は、「二十三回」という漢字表記の場合もあります)
そんな変遷のあったセリフでF先生が初めに書かれた鉛筆の文字をこの目で確認できただけでも感動でした。
F先生がマジックペンで描いたコロコロ表紙用イラストの原画も観られました。本邦初公開だそうです。その辺に売っているごく普通のマジックペンでこんなにも美しい線が引けるとは!驚嘆です。
ミュージアムカフェでは「のび太の恐竜白亜紀プレート」を注文。『のび太の恐竜』発表当時「コロコロコミック」で本作を初めて読んだときは「ドラえもんの話が次回に続くなんて!」とたいそう驚き、シリアスモードで話が続くことにも衝撃を受けて、「これはただごとではない!」という気持ちにみまわれました。「白亜紀プレート」を食べながら、そのころのことを思い出しました。
飲み物は「ドラえもんブルー」を注文しました。これをストローで吸うと自分の口の周りがドラえもん化するという仕掛けです(笑)
一緒に食べてくださった皆さんとメニュー被りのないよう注文したおかげで、他のメニューの写真もいろいろと撮れました!ありがたや〜♪
ガシャポンは、いちばん欲しかったモジャ公がいちばん初めに出てくれました!ナナシノゴンベ号が付いているところにたまらなく心惹かれるのです。2回目の挑戦はドラえもんでした♪
ミュージアムショップではこんなグッズを買いました。
・ドラえもん×コロコロコミック40周年展の公式図録。最低限これだけは買おうと事前から思っていました。資料性の高い内容です。
・コロコロコミック40周年展「メモ帳」と「クリアファイルセット」。どちらも「コロコロコミック」創刊号の表紙がそのまま(に近いかたちで)デザインされています。
・「クリアファイルセット」にはもう1枚クリアファイルが入っています。『のび太の宇宙小戦争』のパピとドラえもんです。「コロコロコミック」1984年8月号の表紙用にF先生がマジックペンで描いたイラストです。
・Wチケットホルダー モジャ公F-Style Colors。モジャ公がファンシーな味わいでデザインされています。
・『のび太と夢幻三剣士』ドライオンのアクリルホルダー。ドライオンが単独でグッズ化するなんて!さすがはFミュージアムです!!
・むぎわらしんたろう『ドラえもん物語 〜藤子・F・不二雄先生の背中〜』ミュージアム限定カバー(左は、すでに買ってあった通常版)。
ミュージアムショップで売られているグッズはすべてが非常に魅力的で、あれもこれも欲しい!という気持ちになるので、散財を防ぐのが大変です。欲望を絞りに絞り、今どのグッズを買うのがよいか自分に問う買い物となるのです(笑)
この日の夕方からは藤子クラスタのオフ会に出席しました。出席者45名ほどという、この手の飲み会としては大規模なものになりました。企画した幹事さんの人柄・尽力と、みんなでこの日をお祝いしたい(そして自分も楽しみたい)という藤子クラスタの方々の想いの賜物でしょう。
Fミュージアム内やオフ会の場でお会いしたいろいろな方々からいろいろな品をいただきました♪
この写真のように、ご自分でこしらえた自作グッズを、会った方々に配っている方が何名もいらっしゃって、ステキな行いだなあと感じました。私にグッズをくださったことに加え、そういう風習(?)を実践してくださっていることに感謝です。
こちらは、公式系のグッズで皆さんからいただいた品です。