水田わさびさん&ゆきのさつきさんトークショー

 4月6日(土)、水田わさびさん&ゆきのさつきさんによる声優トークショー岐阜県の大垣で開催されました。 

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 声優さんお二人の撮影はNGだったので、司会のお兄さんだけパシャリ。わさびさんは真ん中の席、ゆきのさんは向かって左側の席に座りました。

 

 お二人はアニメ『たこやきマントマン』で共演したことがあり、1年半のあいだ毎週会っていたそうで、とても打ち解けたご様子でした。

 お二人ともほんとうにハツラツとお元気で、声優さんですから当然ながら声が美しくよく通って、そのお姿とお声に間近で触れられてずいぶんとパワーをもらえました。

 

 水田わさびさんは三重県のご出身ですが、もう東京に住んでからのほうが長いのに西の言葉がよく出るとか。『ドラえもん』の収録中もつい関西弁のイントネーションが出てしまうことがあって、かがずゆみさんがそれを指摘してくれたり、関智一さんが標準語のイントネーションを丁寧に教えてくれることもあるそうです。

 

 わさびさんの発言で印象に残ったものを列挙します(発言内容は大意です)

 

・ちっぽけ自分に対しドラえもんはとても大きな存在なので、街でドラえもんを見かけても「本当に自分が彼をやっているのか…」と自分ごとじゃないような不思議な気持ちになる。

 

・私は主人公を担当するタイプの役者ではない。今日も大垣に呼んでいただいているが、こうして多くの皆さんとお会いできるのもドラえもんをやっているおかげ。藤子F先生とドラえもんからの贈りものだと思っている。

 

・「わさドラ」「わさび版ドラえもん」とよく言われる。そうやって自分の名を冠して言われると、(『ドラえもん』の主人公はのび太くんだと思っているし、『ドラえもん』はみんなでやっているのに)自分に背負ってる感がズシンとのしかかってきた。今は気にならないが、そう感じていた時期があった。

 

・「ドラえもんの声をやることに決まったときプレッシャーはありませんでしたか?」との質問に対し…。プレッシャーに気づく余裕もなく、やるべきことをやっていくのに懸命だった。今になってプレッシャーにようやく気づいた(笑)日々プレッシャーが増している。

 

ドラえもんの声をやるようになって、(前はまったくしていなかった)インフルエンザの予防接種を毎年受けるようになった。それから、大好きなカラオケを控えるようになった。

 

・この前「ぼくドラえもん」のレコーディングをした。この名曲を自分が歌えて感動した。家に帰ってから泣いた。

 

 

 わさびさんが「マヌカハニー」と言ったとき、意図せず、ドラえもんひみつ道具の名前を言ったときみたいな口調になって、場が盛り上がりました。(大人の事情で、ドラえもんの声で話すのはNGだったのです)

 

 ゆきのさつきさんは映画『聲の形』の主人公の母の役をやっています。『聲の形』の作中の舞台のモデルになっているのは大垣なので、ゆきのさんは大垣に着いてから何ヵ所か聖地巡礼してきたそうです。