池上彰さんの『ドラえもん』解説

 24日(水)に発売された『学年別ドラえもん名作選』(小学館)の「五年生」で、ジャーナリストの池上彰さんが解説を担当しています。

f:id:koikesan:20190425120738j:plain

 池上さんは、本書収録作のなかから「のび太の地底国」を取り上げ、『ドラえもん』は政治の難しい問題も楽しく読ませてくれる、と評価しています。

 池上彰さんが『ドラえもん』を解説するといえば、藤子F先生が亡くなって数日後(1996年9月29日)に放送されたNHKの番組「週刊こどもニュース」を思い出します。番組内でF先生を追悼するコーナーが設けられ、先生の生い立ちや功績、『ドラえもん』をはじめとした作品などが紹介されました。

f:id:koikesan:20190425033439j:plain

 このコーナーで池上さんは「のび太結婚前夜」のストーリーを語り、そこからF先生のメッセージを読み取っていました。『ドラえもん』のお話の典型的なパターンの一例として、予定メモ帳が登場する「○○が××と△△する」を紹介する一幕もありました。

 

 ちなみに、私は池上彰さんのトーク&サイン会に参加したことがあります。2015年8月21日のことでした。

f:id:koikesan:20150821210109j:plain

 

 サインをいただくとき、「今年は戦争について考えさせられることが多いです」と伝えると、池上さんは「そうですねえ、今年はとくにそうですねえ」と反応してくださいました。大勢のお客さんがいて、次から次へとサインを書いていかねばならないため、わずかな時間しか池上さんの前にいられませんでしたが、そんなやりとりができただけでも意義を感じられました。