南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される

  こんな記事を見つけました。

 

■『南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される』(「ニューズウィーク日本版」2019年2月5日(火)15時30分)

 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/post-11648.php

 

 今年2月の記事ですが、「南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される」との見出しを目にして、反射的に『のび太の南極カチコチ大冒険』を思い出しました。

 『南極カチコチ大冒険』では、ドラえもんのび太たちが南極の地底を掘り進んで広大な空間と都市遺跡を発見します。“南極で巨大な空洞を発見する”という点で、この記事と『南極カチコチ大冒険』のイメージが重なったのです。

  あと、『のび太の創世日記』も思い浮かびました。この作品にも南極の地底空洞が出てくるのです。

 その地底空洞には、進化した昆虫の世界が存在していました。昆虫世界の支配生物は、ハチが進化したと思われるホモ・ハチビリス。昆虫が進化した世界で最も知的な種がハチであり、学名がホモ・ハチビリスだなんて、それだけでも魅惑的なセンス・オブ・ワンダーを感じます。F先生のそういうすこしふしぎなセンスがほんとうに大好きです。

 

 ここでちょっと記事を引用してみます。

 南極大陸西部に位置し、南極海の海域のひとつであるアムンゼン海に流れ込むスウェイツ氷河の下に巨大な空洞が存在することが明らかとなった。

 

アメリカ航空宇宙局NASA)ジェット推進研究所(JPL)を中心とする共同研究チームは、2019年1月30日、オープンアクセスジャーナル「サイエンス・アドバンシーズ」において、「1992年から2017年にかけて、スウェイツ氷河の流動速度が加速し、氷が薄くなり、氷河と海との境界線が後退している」との研究論文を発表した。

 

この観測では、スウェイツ氷河の下で、米ニューヨーク市マンハッタン島の3分の2に相当する大きさの空洞も発見された。その高さはおよそ1000フィート(約305メートル)で、140億トン分の氷を擁しており、そのほとんどは過去3年で溶けたとみられている。

 

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/post-11648.php 

 

 記事を読むと、このとき南極で発見された空洞は、ここ何年かで氷河の下の氷が溶けてできた空洞のようですから、映画ドラえもんで描かれた“大昔から南極の地底に巨大な空洞が広がっていた”というのとは少し状況が違う感じです。

  でも、“南極で巨大な空洞が発見された”というニュースに接してしまったら、やっぱり『のび太の南極カチコチ大冒険』や『のび太の創世日記』がただちに頭をよぎりますね(笑)

 

 ※この現象に関しては、以下の記事も参考になります。

  ■『南極大陸の氷河の下に超巨大な空洞が発見される。それと共に、南極の下で科学者たちに理解できないメカニズムによる「謎の大融解」が進行していることが判明』(「地球最期のニュースと資料 In Deep」投稿日:2019年2月4日)

 https://indeep.jp/huge-cavity-found-beneath-antarctica/

 

 

 

 もうひとつ、ネットで見つけたニュースです。

 ■『月の南極で無人着陸探査へ 日印4年後にも』(7/30(火) 12:39配信)

 

政府は、2023年度を目指しインドと協力して月の南極への無人着陸探査に挑む方針であることがわかった。

 

関係者によると、計画では2023年度ごろ、現在開発中の日本のH3ロケットで月面探査車を搭載した着陸機を打ち上げる。月の南極には水が氷の状態で存在する可能性があるとされていて、探査車に積んだ装置を使って世界に先駆けて水の検出を目指す考え。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190730-00000207-nnn-soci

 

 このニュースはきのう配信されたばかりです。先に挙げた『南極の氷河の下に巨大な空洞が発見される』という記事とは南極つながりになりますが、こちらのニュースは、南極は南極でも地球ではなく月の南極に関する話題です。

 『のび太の月面探査記』が公開された年に、日本がかかわる月面探査のニュースに触れられてちょっとワクワクしたので、ここで取り上げてみました。