きのう(9月3日)はドラえもんの誕生日でした。
あと92年でドラえもんが生まれてくる予定なので、マイナス92才を迎える誕生日だった、ということになりましょうか。
そんなめでたい日に、映画『のび太の新恐竜』4回目を観てきました。
本来なら3月に公開されていたはずのこの映画を、ドラえもんの誕生日に劇場鑑賞できるなんて、なんだか“すこしふしぎ”です。
全体的にありがたくないコロナ禍ではありますが、そのコロナ禍がもたらしてくれた、ちょっとありがたい事の一つ……かもしれません。いや、やっぱり3月にちゃんと公開されて、コロナ禍など気にせず観に行けたほうがずっとよかったのはまちがいありませんが…。
『のび太の新恐竜』を3回観て3回ともよく泣けたわけですが、4回目もまた泣けました。
4回目とあって、泣く頻度というか回数は減ったのですが、泣いたときの濃度が高まった感じです。いったん泣いたときの泣きっぷりが激しくなったといいますか……。
とくに最後のシーン(こちらの世界へ戻ってくる寸前のところ)で思わず声が漏れそうなくらい泣いてしまいました。
そして、相変わらず双子の恐竜キューとミューが可愛かった!
『のび太の新恐竜』を1回目に観たのは封切り日の8月7日、つまり、のび太の誕生日でした。
ですから、のび太とドラえもん両者の誕生日当日に映画館へ足を運んで『のび太の新恐竜』を鑑賞したことになります。
2人の誕生日を、映画ドラえもんを劇場鑑賞することでお祝いできたのは、ファンとして幸いに感じます。彼らを思いきり祝福する気持ちで『のび太の新恐竜』を観たわけですから、ふつうに観る以上に感動や喜びが高まりました。
こういう祝い方ができる年は稀有ですから、よい体験ができたと思います。
さて、私は『のび太の新恐竜』を4回観て、観るたびに「泣いた~!」「キューとミューが可愛かった~!」とばかり書いている気がしますが、本当にそうだったのだからしかたありません(笑)
私が歴代映画ドラえもんを映画館で観てきたなかで、最大級に泣けた作品です。
「泣いた~!」「キューとミューが可愛かった~!」とばかり書いている理由はもう一つあります。映画の具体的な内容に触れてネタバレしてしまうのをなるべく避けたい、という用心が働いているのです。
「泣いた~!」「可愛い~!」という自分の感情や生理現象を語っているぶんには、決定的なネタバレをおかしてしまうことはないでしょうから。
とはいえ、そのうち具体的な内容に触れた感想を(書けたら)書きたいと思っています。
入場者全員プレゼントの「まんがBOOK」。1回目の鑑賞時は「黄」をもらって、その後は、2回目から4回目まで3回続けて「緑」という事態に……。
毎度ランダムに渡されているのに3回同じ色が続くなんて……。
もちろん毎回違う色をもらえるのが最高ですが、ものは考えようです。映画館に4回足を運んでその都度手渡された結果が「黄×1」「緑×3」と思えば、それも私の映画『のび太の新恐竜』体験のひとつであり自分なりの大事な思い出になるのだ、と感じられてきます。
『のび太新恐竜』4回目を観終えてから映画館の売店に寄ってみたら、公開初期のころよりだいぶ新恐竜グッズが減っていました。売れているんですね~。
きのうの時点でまだ残っていてくれた新恐竜グッズのなかから、映画を観た直後のホット気持ちだからなおさら気になる2点を購入しました。
消しゴムセットとマスコットスタンプです♪
どちらも映画に出てくるモノをイメージしたグッズでして、その登場場面を思い出したりできるので、ぼんやり眺めているだけで楽しいです。とくに卵のほうは重要アイテムですしね。
マスコットスタンプは、映画に出てくるひみつ道具「足跡スタンプ」をイメージしたグッズです。足跡スタンプの外観を再現したものではありませんが、押してみたときのスタンプ柄がちゃんと足跡(&卵)になっているところにコダワリを感じます♪
このグッズ、『のび太の新恐竜』1回目の鑑賞時から気になってはいました。4回目の鑑賞後に1個だけ残っているのを見つけて買っちゃいました。
この消しゴムセットは、消しゴム自体がお目当てというより(消しゴムのデザインも可愛いですが)卵型のケースに心を惹かれました。
前に述べたとおり、『のび太の新恐竜』を4回観て4回ともずいぶん泣けたのですが、1回目の鑑賞時の1番初めに泣けたのが、卵がかえる場面でした。とりわけ、割れた卵の殻をのぞき込んだらそこにのんびり寝ているキューがいて、キューが卵から出やすいようにのび太がやさしく手を差し出すところでジーンとしました。
ですから、この卵にはけっこうな愛着があるのです。
いま挙げた、卵から出てこないキューにのび太がやさしく手を差し出す場面もそうですが、『のび太の新恐竜』では全体的にのび太とキューの手と手の触れ合い、コミュニケーションが素敵に描かれてたなあ、と思います。
・臆して歩き始められないキューにのび太が手を差しのべる
・2人が手をつないで空を飛ぶ
・のび太がキューの手をいったんギュッとしてから手を離し、仲間のところへ行くよう促す
・2人だけの約束のため指と指を絡める
そんな手と手が触れ合って心を通わす2人の演技に神経が行き届いていた気がします。
ご覧のように、前売券を4枚買ってあったので、『のび太の新恐竜』はあらかじめ最低4回は観に行くことになっていました。
1回目は大勢の藤子仲間と行って、2回目はあの人と行って……などと自分なりに計画があって4枚買ったのですが、結局4回とも1人で見に行くことになりました(笑)
きのうで4枚使い切ったわけですが、4回観て4回とも楽しめて感動できる作品で本当によかったです。
さて、5回目行くかどうか。