雑誌「創」5月号がこの時期恒例のマンガ特集を組んでいます。
特集の記事によると、昨年(2020年)のマンガ全体の推定販売金額が、これまでピークとされてきた1995年を上回ったそうです。つまり、昨年はマンガの売上が史上最高を記録したというのです。
マンガというジャンルを愛好する者として、これは朗報です。
巣ごもり需要で電子コミックの売上が大きく伸び、紙の単行本も前年から伸びたとか。(紙の雑誌は年々確実に減少傾向にありますが…)
ちなみに、マンガ全体の売上に占める割合は、2019年に電子が紙を逆転しています。マンガはできるかぎり紙で読みたい(コママンガや短編マンガならネット上で読むこともあるが、まとまった形で読むなら紙で読みたい)と思っている私には少々さびしい現象ではありますが、今もマンガが多くの人によく読まれていること自体は望ましく感じます。
特集内には、「ドラえもん50周年」に関する記事もあります。
一昨年の11月に発売されたてんとう虫コミックス『ドラえもん』0巻は60万部を超えたそうです。
そして、既存のてんとう虫コミックス『ドラえもん』1~45巻は昨年からの累計で65万部の重版がかかり、この期間に刊行されたドラえもん関連の本は合計すると500万部にのぼるとか。
『ドラえもん』というコンテンツの根強い人気がおおいに実証されていますね。
この「ドラえもん50周年」キャンペーンは今年秋まで続くということです。