本日(5/5)はこどもの日。
ということで、例年どおり柏餅を食べました。
やらわかくて甘くておいしかった!
柏餅を食べるたびに思い出す藤子作品が、『ドラえもん』の「おすそわけガム」(てんコミ11巻)です。
のび太は、ドラえもんが出した“おすそわけガム”を使って、友人たちが味わうおいしい食べ物の味をお裾分けしてもらいます。ケーキ、タイヤキ、ラーメン、ソフトクリームなど、そのとき友人たちが口にしたいろいろな食べ物のなかに柏餅もあったのです。
のび太は自分の口のなかで柏餅の味を感じた瞬間、反射的に「かしわもち大すき。」と言います。本当に柏餅が好きなんだなあ、ということが伝わってくるリアクションです。
藤子・F・不二雄先生のマンガには、柏餅が大好き、と言明しているキャラクターがけっこういます。
『新オバケのQ太郎』の「かしわもちを守れ」(F全集1巻)では、Qちゃんと正ちゃんが部屋で柏餅を食べながら、
Qちゃん「かしわもち大すきっ。」
正ちゃん「ぼくだって。」
とニコニコ顔でしゃべっています。
それから、『パジャママン』(「おともだち」版)の「かしわもち大すき!」では、こんなやりとりが見られます。
ママ「かしわもちをたべて、つよいこになってね。」
タツ夫くん「ぼく、だいすき。いただきまあす。」
のび太もQちゃんも正ちゃんもタツ夫くんも「大好き」という言い方で柏餅が好物であることをストレートに表明しています。
(正ちゃんの場合はQちゃんの言葉を受けての間接的な言い方ですが、「大好き」と言ってるようなものですね)
柏餅が大好きな藤子F作品のキャラクターといえば、『ドラえもん』の「こいのぼり」(てんコミ6巻)も思い出します。
ドラえもんがのび太の部屋を雲の池にして“こいのぼりそうじゅうき”を作動させると、こいのぼりがひとりでに泳ぎだします。そのこいのぼりがすぐに産卵し、何匹もの赤ちゃんこいのぼりが孵りました。
その赤ちゃんこいのぼりたちの餌が柏餅なのです。
ドラえもんとのび太は柏餅をちぎって小さくし、赤ちゃんこいのぼりにあげました。おかげで大きく育ったこいのぼりたちは、たばこ屋のてっちゃんの家へ泳いで行きます。
こいのぼりの餌が柏餅というところが、こどもの日つながりで楽しいアイデアですね。
『Uボー』の「まいごのこいのぼり」という話でも、こいのぼりが柏餅を食べています。
Uボーが目から“アニマライト”という光線を発し、それを浴びたこいのぼりが生きて動くようになります。動くようになってすぐ空腹を訴えたこいのぼりに柏餅を食べさせたところ、こいのぼりは柏餅が大好きだとUボーに伝えたのです。
『ぽこにゃん』(「ようじえほん」版)の「そだてこいのぼり」という話にも、こいのぼりがものを食べるシーンがあります。
ですが、この話でこいのぼりが食べるのは柏餅ではありません。ぽこにゃんが出した“こいのぼりのえさ”を食べたのです。
ぽこにゃんは、こいのぼり専用の餌を持ってるんですね~。
最後に、本日の話題とおおいに関連した表紙画を有するノートの画像をアップして記事を締めましょう。
こいのぼりも柏餅も日本の風習ですが、これはベトナムのノートです♪