映画『のび太の宇宙小戦争2021』、4回目と5回目の鑑賞

 4月21日、映画『のび太の宇宙小戦争2021』を観てきました。これが4回目の劇場鑑賞となります。

 この映画にはピリカ星人が男性も女性も大人も子どもも出てきて、何度かピリカ星人のモブ(群集)シーンがあったりもするわけですが、一人一人の顔がよく描き分けられているところに見とれました。藤子・F・不二雄先生がいかにも描きそう、と私の脳がそう感じてしまう形の目鼻口で彼ら彼女らの顔が表現されているのが非常に好みでした。

 その点も含めて、パピの演説が終わった直後演説に感化されたピリカの市民たちが打倒ギルモアに立ち上がるシーンや、「自由をわれらに!」と集団で行進するピリカ市民の前にギルモアが屈服するシーンでじわ~と涙ぐんでしまいました。

 4回目の鑑賞は、大勢のピリカ市民の姿と行動に胸を熱くさせられる体験となったのです。

 

 映画の本編終了後、2023年春に次回作が公開されるとの予告映像が流れました。それを観た男の子とそのお姉さんらしき女の子の、こんな会話が聞こえてきました。

「2023年春ってことは、また一つ冬を越さないといけないんだよね」「11ヶ月待たないとね」

 次回作も楽しみでならなくて本当に待ち遠しい、というニュアンスの会話でした。こういう会話が聞こえてくるのも劇場鑑賞の喜びです。

 

 3月4日から公開の始まった『のび太の宇宙小戦争2021』の劇場限定グッズが劇場のショップにまだ何種類か並んでいたので、残りもの(と言っては失礼ながら)には福がある!と新たに3点お迎えしました。

 ようこそ、わが家へ!

 劇場のロビーでは、この日の翌日から新作が始まった映画クレヨンしんちゃん関連の展示がありました。

 

 

 そして、4月26日、映画『のび太の宇宙小戦争2021』、5回目を観てきました。

 この映画を劇場で観るのは、この5回目でおしまいとなりそうです。

 

 前売り(ムビチケ)を3枚買っていたこともありますが、私にとっては、繰り返し劇場鑑賞したくなる醍醐味のある作品でした。

 山口晋監督が『のび太の宇宙小戦争2021』は芝山勉監督の旧映画のリメイクというより藤子・F・不二雄先生の原作マンガを映画化したもの…といったようなことをおっしゃっていました。私もそう受けとめて鑑賞しました。

 1985年公開の旧作と今回の新作はどちらもF先生の原作から生まれた2通りの映画作品だととらえ、過度に比較するのではなく、それぞれの映画の独立性をなるべく尊重しながら観たのです。

 旧作と新作を過度に比較しない…というのは、個人的にはそうしたほうが新作をより楽しめると思ったからです。旧作への個人的な思い入れや体験的記憶があまりに深く大きいので、そんな旧作と今回の新作をいちいち比べて観てしまうと“比較地獄”に陥って新作を純粋に楽しめなくなりそうな、そんな気がしたのです。

 

 新作映画における、しずかちゃん巨大化から、絶体絶命だった処刑場シーンの形勢逆転、のび太ドラえもんジャイアンとしずかちゃん・スネ夫が再会するあたりまでの、ぐんぐん昇っていく高揚感がたまりません!気分が上がって涙がこぼれました。

 

 この映画を観に行くたびに劇場限定グッズを新たに買ってきました。そのお買い物も、今回の購入でおしまいとなりそうです。

 

 映画の鑑賞後、いっしょに観に行ってくれた友人1名と、記憶でパピやロコロコを描くお遊びを(わずかな時間ですが)楽しみました。

 

 ロコロコを描いてみてつくづく感じたのは、「ロコロコのグッズがいろいろと出てくれたのは、今回の映画化の最高の恩恵だなあ」ということです(笑)

 

 『のび太の宇宙小戦争2021』、こんなにも楽しませてくれて本当にありがとう!

 

 ※おまけ 

 5回目の『のび太の宇宙小戦争2021』を観に行く途中、否が応でも目にとまってしまった光景……