きのうのことです。コロッケになった経験のある人物・モジャラ(モジャ公)の目の前でコロッケを食べました(笑)
藤子・F・不二雄先生の傑作SFストーリーマンガ『モジャ公』に「うまそうな三人」というエピソードがあります。そのエピソードのトビラページで、モジャラが“モジャコロッケ”なる料理になっています。
「うまそうな三人」の本編で、モジャラ、空夫、ドンモの三人組はカミカミ星人によってあわや料理にされかけましたが、すんでのところで危機を逃れます。油で揚げられる寸前のところまで行ったものの、なんとか助かったのです。
が、このエピソードのトビラページでは、三人組がそれぞれ、モジャコロッケ、空夫ステーキ、ドンモシチューという料理にされてしまった姿が描かれているのです。
モジャラの“コロッケになった経験”とは、そのことを指しています。
2017年でしたか、そのモジャコロッケを元ネタにしたメニュー、その名も“モジャコロッケ”が、藤子・F・不二雄ミュージアムのカフェに登場したことを思い出さずにはいられません。
主人公が料理にされて食われる……というブラックなネタを実際にカフェメニューにしてしまったわけで、その攻めたメニュー化に当時の私は喝采したものです。
すでに廃止メニューになっているのが残念ですが、私のなかではレジェンドなカフェメニューのひとつとなっています。