『マンガホニャララ』

 今月初めごろに発売された、藤子A先生の『PARマンの情熱的な日々』連載の「ジャンプスクエア」7月号と、「藤子・F・不二雄ミュージアム準備室ハイパーホビー出張版」連載の「ハイパーホビー」7月号を購入しました。

『PARマンの情熱的な日々』は連載第32回。「ワシの食生活」というサブタイトルのとおり、肉と魚を食べないA先生の食生活を紹介した内容でした。肉を食べないせいか闘争本能が弱くてン十年他人と喧嘩したことがないというA先生。実にすばらしいご性格です。人間関係の秘訣、それどころか世界平和のヒントがここにあるかもしれません(笑)
 A先生はたまに、藤子スタジオ近くの中華料理店「富城屋」で昼食をとられるということで、そのくだりを読んだ私は、いつかそのお店へ行ってA先生お気に入りのメニュー「チャーハンセット」を食べてみたくなりました。以前、A先生が行きつけのお店として別の中華料理店「白龍」を紹介されていたことがあって、先生はそのお店で必ずキクラゲタンメンを頼み、それが出てくるまではキュウリ漬けと大豆モヤシでビールを飲む、と書いてらっしゃいました。それを知った私は、じっさいに白龍へ行って、A先生とまったく同じメニューを注文して食べたことがあります。「A先生もこのお店でこのメニューを食べてらっしゃるんだ!」と思うだけで、食べているものが何倍にもうまく感じられたものです(笑)


藤子・F・不二雄ミュージアム準備室ハイパーホビー出張版」はカラー3ページの記事でした。『ジャングル黒べえ』復活やローソンのキャラクターズフェアの話題が中心。



 あと、ブルボン小林氏がいろいろな雑誌に書いたマンガに関するコラムを集めた『マンガホニャララ』(文藝春秋)も購入。先月28日ごろ発売された新刊本です。

 表紙カバーをはじめ、裏表紙カバー、トビラなどに忍者ハットリくんのイラストが使われています。表紙のハットリくんは、脚を組んで寝そべりながらマンガを読んでいて、ふだん行儀のよいハットリくんにしては珍しいほどのリラックスぶり。裏表紙は正座をしながらマンガを読んでいて、いつものハットリくんだなという感じです。
 本書の帯には、藤子A先生が描いたブルボン小林氏の似顔絵が載っています。
 
 中身の文章を覗くと、「麻生総理が今、読み込むべき漫画は断然、藤子不二雄Aだ!」「『ドラえもん』は「絵本」を駆逐した」「藤子・F・不二雄の影響力が結実した大全集」「Aの不思議な気配」「『ドラえもんスネ夫の自慢、その変遷と成長をみよ!」「ぐっとくる『ドラえもん』の題名」「『モジャ公』にみる藤子・男気・不二雄の世界」「「死」よりも「消える」 もっと本質的に怖いこととして」といったふうに藤子マンガをテーマにしたものが多く収録されています。