ドラえもんって本当にたくさんのグッズになっていますが、ドラえもん自身にとってはこの品こそが最高に嬉しいドラえもんグッズなのかもしれません。なにしろ、とてつもない大好物ですからね。
『藤子・F・不二雄がいた風景』
『藤子・F・不二雄がいた風景』を藤子F先生のお誕生日(12/1)に購入しました。
藤子F先生の生誕90周年を記念した出版物の中で極めつきの一冊を91回目のお誕生日に買えて本望です。
ほんとうは発売日(11/29)に入手したくて複数の書店をめぐったのにどこも置いてなくて本日の購入になったのですが、結果的に先生のお誕生日に買えてよかったです。
ドラえもん ふわチョコモナカ
コンビニで「ドラえもん ふわチョコモナカ」を買ってきました。
これ、おいしいんですよね♪
堀絢子さんご逝去
声優の堀絢子さんが11月18日老衰のため89歳で亡くなられた、と報じられました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6520692
https://www.oricon.co.jp/news/2355863/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=jstw003
今年は子どものころからずっと大好きだったアニメの声優さんの訃報が多くて心がしんどいです。
堀絢子さんは本当にたくさんのアニメキャラクターの役をやってこられましたが、藤子アニメでいえば、『新オバケのQ太郎』のQ太郎、『忍者ハットリくん』のハットリカンゾウ、『チンプイ』のチンプイと、作品の題名となる主役キャラクターを3回も演じておられます。
主役を3回も!って紛れもない偉業です。
それ以外にも、1作目『パーマン』の三重くん、1作目『怪物くん』のキザオ他、『ジャングル黒べえ』のオカラ、日テレ版『ドラえもん』のガチャ子などなど、すぐには全部をあげられないくらい藤子アニメに出演されています。
声をあてた藤子キャラクターの人数でいうと(上には肝付兼太さんがいると思いますが)、最高レベルのお一人ではないでしょうか。
私が物心ついて最初に観た藤子アニメは『新オバケのQ太郎』と『ジャングル黒べえ』です。堀さんはそのどちらにもレギュラー出演されていました。『新オバQ』は主役のQちゃん、『ジャン黒』はオカラの役でした。
私的藤子アニメ体験のスタート地点から長年のあいだずっと親しんできた声、それが堀さんの声なのです。私の藤子アニ歴の原点にいらっしゃるのが堀さんなのです。
1980年代の藤子アニメブームの只中では、堀さんの『忍者ハットリくん』にものすごくいっぱい楽しませてもらいました。あの熱烈な日々が懐かしく輝かしく思い出されます。
・当時リアルタイムで買った忍者ハットリくんグッズ
テレビ朝日系列で『ドラえもん』と『忍者ハットリくん』と『パーマン』が同時期に放映されてブームを巻き起こしていた時代、「ドラ・ハッ・パー」という造語ができました。
1984年にはカルビーから「ドラハッパーチップス」というスナック菓子が発売されたくらいです。
当時の私はこの「ドラ・ハッ・パー」ブームに熱狂的な気持ちでどっぷりとひたっていました。私にとってかけがえのない青春時代でした。
そんな「ドラ・ハッ・パー」の声をつとめた声優さん…、ドラえもんの大山のぶ代さん、ハットリくんの堀絢子さん、パーマンの三輪勝恵さんの3名が3名とも今年旅立たれてしまったことになります。ほかにもレジェンド声優さんの訃報がいくつか届きました。
こんなにも重なると精神へのダメージが大きいです。みなさんの年齢を考えれば仕方のないこと、避けられないこととも思いますが、やはり悲しみや寂しさにみまわれてしまいますし、喪失感も大きいです。
堀さん、長いあいだ本当にありがとうございました。
堀さんのご冥福をお祈りします
『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』
本日(11/22)『藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE』が発売されました。
Fの遺伝子を継ぐ16名の人気漫画家によるFトリビュート・マンガ集です。各先生が選んだ藤子F作品も収録されて思いのほか分厚い!!
本書収録のFトリビュート作品はぜんぶで16編。8編がこのたび新たに描き下ろされた作品で、それ以外の8編は2014年に刊行された「Fライフ」03号の〈藤子・F・不二雄トリビュート文化祭!!〉で発表された作品です。
「Fライフ」03号が出たときは、
それ以前から石黒正数『それでも町は廻っている』、とよ田みのる『友達100人できるかな』、吉崎観音『ケロロ軍曹』、今井哲也『ぼくらのよあけ』、高橋聖一『高橋聖一のよいこのSF劇場』などに美味な藤子Fテイストを感じて(オリジナル作品としてのおもしろさも大きくて)愛読していたので、そんな先生がたが藤子Fトリビュート企画に参加されたこと自体とても嬉しかったです。
Fトリビュート参加の先生でいえば、浅野いにお『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』や木村風太『運命の巻戻士』も「このマンガがすごい!」で上位に投票したくらい好きです。
奥浩哉先生のマンガも好きで『GANTZ』や『GIGANT』の単行本を持っています。奥浩哉タッチのFトリビュートっていったいどんなことになっちゃうの!?と妙にワクワクします。
といったところで、まず、今回『F THE TRIBUTE』で新たに描き下ろされたトリビュート作品を読んでみました。
大童澄瞳先生のトリビュート作品『ねがい星の災難』が気合入ってます。主人公のドラえもん愛が大きくてドラえもん情報量が多くて細かくて、お話もじつにおもしろい!
奥浩哉先生の作品は、星野スミレ研究会のシーンから始まってときめくし、終わり方もいいな。ブービーのリアルな身体が目に焼きつきました。
どの作品も愛があって好き。
続いて、「Fライフ」03号で一度読んだ作品を少し読み返しました。
https://koikesan.hatenablog.com/entry/20141118
↑当ブログの過去記事によると、10年前の私は小玉ユキ先生のFトリビュートを読んでキュンとなったようです。今回『F THE TRIBUTE』で読み返してみて10年前の自分に共感しました。キュンとしたし、少し泣けました。
高橋聖一先生の作品はさすがの“すこしふしぎ”なオチ!
すべてには触れきれませんが、ほかの先生方の作品もよかった!
トリビュートって、それを描いた人物の藤子愛が伝わってきてグッとくるんですよね。ましてや、プロの人気漫画家さんたちによるトリビュートですから、愛とともにマンガ作品としてのクオリティもしっかりあって読む喜びが増します。