本日(10月23日)小説家の村上龍さんの逝去が報じられました。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20261023-GYT1T00201/
https://www.47news.jp/15125984.html
亡くなったのは今月17日、74歳でした。
村上龍さんのデビュー作『限りなく透明に近いブルー』が発表され芥川賞を受賞したころ、私はまだ小学生でこの作品がどんなものか全然わかっていないながらも、社会に衝撃をもたらしている空気はなんとなく感じ取っていました。そのくらい話題になっていたような気がします。
私が特に村上龍さんの小説をよく読んだのは1990年代。新刊が出ると買って読んでいた時期もありました。そのころ買った本は、実家の書棚に並んでいます。

↑これは15年前くらいに撮った実家の書棚の写真から、村上龍さんの本が並んでいる箇所をトリミングしたものです。

直筆サイン入りの本も実家に保管してあります。大切にします。
村上龍さんの小説でいま手元にあるのは、『コインロッカー・ベイビーズ』の文庫本くらいです。

この『コインロッカー・ベイビーズ』(1980年発表)は、1970年代に多発した“コインロッカーに新生児が遺棄・放置される事件”から着想を得た長編小説です。その点で、藤子・F・不二雄先生のSF短編『間引き』(1974年)と共通の題材を扱っていることになります。
40年くらい前のテレビ番組で村上龍さんと劇作家の野田秀樹さんが対談していて、飲み屋で藤子不二雄(安孫子)先生と遭遇したときの話をしていたことも思い出します。お二人がどんな話をしていたか、文字起こししてみましょう。
村上「いつだったか二人でさあ、飲み屋で藤子不二雄さんだっけ、あの人誉めたねえ」
野田「あんときさ、(人が)いっぱいいたんだよ」
村上「うん、いっぱいいた」
野田「そいでね、みんなで、ぼくらの世代のヒーローだ!って。ほんとはね、違うの。ほんとは最初はね、飲んでたらね、向こうから変なおじさんが来ちゃってね、そいでね、「パーマンです」って」
村上「ハハハハハ」
野田「なに絡んでくるんじゃねえよ、って思って。ほいで、(変なおじさんが)向こうに戻ってからね、「あの人、安孫子さんだよ」って言われて。それで慌てて出向いてって、お酌して」
村上「それで、いろいろ誉めたね。日本のディズニーとか言わなかった?」
野田「そう、人を誉めるのって楽しいね」
村上「楽しい」
この対談は、1986年1月4日(土)放送の「YOU」(NHK教育)で行われたものです。
安孫子先生がお二人に「パーマンです」と挨拶したのも、その挨拶をしたおじさんが安孫子先生だと知ったときのお二人の態度の豹変ぶりも面白いです。
そして、人を誉めるのって楽しいね、と互いに確認し合うお二人の姿がチャーミングでした。
村上龍さんのご冥福をお祈りいたします。























































