「X年後の関係者たち」で「小学一年生」を特集

 昨夜(10月1日午後10時〜)BS-TBSで放送された「X年後の関係者たち  〜あのムーブメントの舞台裏〜」のテーマは、創刊101年を迎えた雑誌「小学一年生」でした。
 番組の冒頭で、ゲストの野上暁さん(昭和時代の編集長)や司会のカズレーザーさんが小学1年生のとき西暦何年だったかが紹介されました。

 私が小学1年生だったのは1975年度。その当時の「小学一年生」を2冊だけ保管しています。そのうちの一冊がこちらです。

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・「小学一年生」1976年1月号

 ロボコンやゴレンジャーやドリフが大人気の時代。藤子先生は『ドラえもん』と『4じげんぼうピーポコ』を連載されていました。

 

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・「小学一年生」1976年1月号の学習ページにてドラえもんとピーポコがカラーで共演!しのだひでお先生の画です。


 この番組の中で藤子作品に関する話題も出ました。

・東京オリンピックの記事ではあまり伸びなかった学年誌の部数が『オバケのQ太郎』が始まった頃から急に伸び始めた
・『ドラえもん』は連載開始当初はあまり人気がなかったけれど てんとう虫コミックスになったらよく売れた 印刷所を変えて1日に2回刷ったこともある

 この2つの話が印象的でした。

 藤本先生(藤子・F・不二雄先生)は実に温厚な方で原稿はぴったり締切に間に合わせた、それに比べて手塚先生は原稿をいただくのがたいへんだった、手塚先生はよく逃げちゃう、といった話もありました。

UDF『ミノタウロスの皿』ミノアと『ヒョンヒョロ』うさぎちゃん

 メディコム・トイのUDF「藤子・F・不二雄作品」シリーズ17(全6種)のラインナップにSF短編のキャラクターがいる!と昂ぶって、思わず注文してしまった2体が届きました。発売は9月8日、届いたのは何日も前ですが、ようやく発送用の箱から出しました。 
 その2体とは、

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『ミノタウロスの皿』のミノアと『ヒョンヒョロ』のうさぎちゃんです! どちらも、言葉は通じるのに話が通じない異星人の物語で中心的な枠割を担う異星キャラクターですね。

 

 それぞれソロで撮った写真もアップします。

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・ミノア!

 

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・うさぎちゃん(うさぎ型宇宙人)!

 うさぎちゃんはすでに2005年にVCD、2025年にソフビでフィギュア化されていますが、ミノアは初のフィギュア化ですよね。めでたいことです。

 

 以前に発売されたうさぎちゃんフィギュア2種の仕様をご覧ください。どちらもメーカーはメディコム・トイです。

●WF2005(夏)開催記念限定ヴァイナルコレクティブルドールズSpecial No.35 ヒョンヒョロ
・2005年8月21日発売
・価格 7800円(税込)
・原型製作 PERFECT-STUDIO
・全高約280mm
・SF短編屈指の怪作「ヒョンヒョロ」のウサギ型宇宙生物を忠実に再現!
・同スケール“ヒョンヒョロ”付属!

 

●ソフビ うさぎちゃん
・2025年6月28日発売
・価格 24200円(税込)
・原型製作 MOTOR KEN
・全高約280mm
・『ヒョンヒョロ』よりうさぎちゃんがソフビで登場!!
・川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム、1/6計画にて発売

 どちらも限定品でサイズは大きめでした。特に2025年発売のソフビうさぎちゃんは24200円(税込)もして手が出なかったのですが、今回はUDFなので手乗りサイズ・お手頃価格でじつに買いやすく、ありがたいです。

 

 今回お迎えしたミノアとうさぎちゃんでちょっと遊んでみました。

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・『ミノタウロスの皿』の皿に乗ったミノア。

 

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・うさぎちゃんがブチギレする衝撃のコマをフィギュアで模倣。

 

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・こちらはそのコマの原画です。2023年、藤子・F・不二雄ミュージアムで原画撮影OKだった期間に撮ったものです。


 UDFの藤子・F・不二雄作品シリーズは造形のクオリティが高いし、マニア心をくすぐるラインナップだったりしてだいぶ魅力的なのですが、ここ数年は追いかけきれずあまり買えていません。今回は久しぶりに(藤子・F・不二雄ミュージアム限定品以外の)UDFを買って大いに楽しんでおります。

大山のぶ代さん三回忌

 本日(9/29)は大山のぶ代さんのご命日。三回忌ということになります。

 あれから2年が過ぎましたか……

 

 私が小5のときからずっと聞いてきた大好きなドラえもんの声の主と初めてじかにお会いできたのは、2006年6月11日リブロ池袋本店で開催されたサイン会でした。

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 大山さんを目の前にしたとき、長年のあいだドラえもんの声を耳にしてきたその時間分の感慨が胸にじわっとわき上がり、「ドラえもんのアニメが始まったときからずっと観てました!いま感激しています!」とどぎまぎしつつお伝えしました。すると大山さんはにっこりと頷き、サインを描き始められたのでした。
 そのとき描いてもらったサインがこちらです。

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 為書き用に前もってメモ用紙に記しておいた私の名前をご覧になった大山さんは、「あら、田村高廣さんと同じお名前ね」とこの年亡くなった田村さんの逝去を惜しみ、田村さんとの交友を語ってくださいました。

 私はこのサイン会の思い出を当ブログはじめあちこちで何度も述べています。前に同じ話をしたことを忘れているわけではありません。この思い出は、私にとって何度も繰り返し語りたくなるくらい大切なものなのです。大山さんを回想する機会があると、たびたびこの話題を持ち出してしまいます。それほど思い出深い出来事なのです。

 

 と、20年も前のことを振り返りましたが、ちょうど1年前、昨年の大山さんのご命日には藤子・F・不二雄ミュージアムで大山さんを偲んだことも思い出します。

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↑これらは昨年撮影した写真です。

 今年はここまで特別なことはできませんが、大山さんのご著書『ぼく、ドラえもんでした。』を読み返すことにしました。

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 大山さんのドラえもんへの愛情の深さ、『ドラえもん』という作品に携われたことへの喜びと感謝、そして原作者である藤本先生への敬意と親しみがいっぱい伝わっきて、こういう日に読むと、ところどころで目に涙がにじんできます。
『ドラえもん』人気の高まりのなかでいろいろと忙しくなり、忙しくなったことの一つに歌があった、「ドラえもん・えかきうた」や「ぼくドラえもん」だけじゃなく「ドラえもん音頭」「ドラえもんのクリスマス」「ドラえもん数えうた」など新曲が増えていき、レコーディングをする日々が続いた、「浪曲ドラえもん」は歌うのが大変だった、盆踊りのとき「ドラえもん音頭」が聞こえてくるとついつい一緒に口ずさんだり手足を動かしたりして友達に「自分の歌に合わせて踊りだすあなたってフシギー」と笑われるほどだった、と大山さんがご自分の歌ったドラえもんソングを回想するくだりがあって印象的だったので、今日はこのあたりの曲を聴いてみました。 

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 ウキウキしてくる曲、あったかい気持ちになる曲ばかり!
 そんななか、「浪曲ドラえもん」はドラえもんのロボットであることの苦悩、周りと違う存在であることの孤独感が歌われており、このような異色の曲が大山ドラ初期に作られたことに今さらながら驚きを感じます。
「友達だから」は(『ぼく、ドラえもんでした。』では触れられていない曲ですが)10代の頃からずっと大好きな名曲です。今日も聴いて泣きました。

 

 あらためて、大山のぶ代さんありがとうございました!
 合掌

祝・アニメ『忍者ハットリくん』放送45年!

 本日2026年9月28日(月)、テレビ朝日系のアニメ『忍者ハットリくん』の放送開始(1981年9月28日・月)からちょうど45年経った、と聞き、私の心は俄然お祝いモードに入っています。
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 その日付をドラえもん・怪物くん・ハットリくんが告知するテレビ番組を確認。9月28日から放送が始まったのは関東の帯番組で、私の住む愛知は10月4日からスタートの30分番組が初回だったようです。

 

 放送開始45年おめでとうでござる!

 ニンニン♪

リユースショップでお迎えしたドラえもんグッズ

 今月下旬になって私の住む市内のリユースショップでお迎えしたドラえもんグッズを2点紹介します。

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 2020年に登場したプライズ品「映画ドラえもん40周年記念マスコット」(全40種)のうちの1つ、『のび太の大魔境』です。132円でした。
 ドラえもんが双眼鏡をぶらさげてるのと、整ったペコの姿がかわいいです♪

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 UDF 「STAND BY ME ドラえもん 2」どこでもドア。こちらも2020年に発売されたものです。  

 この品の参考小売価格は税込1320円ですが、それを330円で買えました。
 さすがUDFだけあって造形のクオリティは高いです。どこでもドアのフィギュアですから普通のことですが、ドアを開閉して遊ぶことができます♪

 

アケビでシンクロするFとⒶ

 9月19日恵那へブドウ狩りに行きました。そのことはこちらでレポートしています。
https://koikesan.hatenablog.com/entry/2026/09/25/120751

 

 この日のことです。岐阜県の恵那で茂みにアケビがなっているのを見つけ、一緒にいた藤子仲間2人と“アケビが出てくる藤子マンガ”として藤子・F・不二雄先生の『T・Pぼん』「古代人太平洋を行く」と、藤子不二雄Ⓐ先生の『少年時代』「秋の章」の話で少し盛り上がりました。

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 F作品にもⒶ作品にも印象的な採り上げ方で登場するアケビ。その藤子マンガへの貢献度にあらためて思いを致しました。

 

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“主人公がアケビを見つけ、このあと採って食べる”という瞬間が描かれたコマです。2作品のアケビ描写を比べて鑑賞すべく引用してみました。2作品の画風の差異にともなって、アケビも『T・Pぼん』ではシンプルに、『少年時代』ではリアルに描かれています。ただ『T・Pぼん』のアケビは的確にポイントをしぼって特徴がとらえられていて、シンプルながらほどよいリアリティが感じられます。『少年時代』のほうはかなり写実に接近していて、リアリティというよりリアリズムを志向しているようです。

 2作品におけるアケビのリアルさの表現手法にそんな差異を見いだしながら、どちらも見たら採りたくなるンマそうな絵になっていると思うのです。

 

『T・Pぼん』「古代人太平洋を行く」でアケビを食べた主人公・ぼんは「あまいや」と言い、『少年時代』でアケビを食べた主人公・進一は「あまーい!!」と反応します。その反応をここで確認してみましょう。

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 2人の少年はアケビを食べて即座に“甘い”と声に出しています。アケビは甘いんだから“甘い”と反応するのは当然すぎるくらい当然の反応なのですが、私はこの描写から、次のようなことを想像しました。
 きっと、少年のころの二人の藤子先生にとって、甘いものに飢えやすい時代状況のなか、アケビというのはとても貴重でありがたい甘味の摂取源だったのだろう。野生のアケビを食べて“甘い”と感激した昔の記憶が、ぼんや進一の反応に投影されているのだろう、と。

 

 この2作品の初出を確認すると、『T・Pぼん』「古代人太平洋を行く」は「少年ワールド」1978年11月号で発表されています。『少年時代』の該当エピソードの初出号は未確認ですが、『少年時代』は全体として「週刊少年マガジン」1978年37号〜79年39号で連載され、その中で「秋の章」は連載全体を前半と後半に分ければ前半にあたります。つまり、藤本先生と安孫子先生がアケビを描いたのは“おおよそ1978年の終盤ごろ”ということになり、けっこう近いタイミングなのです。これは単なる偶然のシンクロなのか、それとも、このころ二人の藤子先生が二人そろってアケビに注目するような何かがあったのか!?
『少年時代』に関しては、原作小説の『長い道』(柏原兵三・作)にアケビが出てくる可能性がありますね。そのことを『長い道』を再読して確認すればよいのですが、今は手をつけられずにいます。(『長い道』は既読なのですが、アケビが出てきたかは憶えていません)

 

 と、こんなことを語っていたら、藤子ファンの知人Hさんから、
「スカンポ(イタドリ)も『少年時代』と『宇宙船製造法』(1979年初出)両方登場しますね」
と補足情報をいただきました。ありがたや。

 1978〜9年は、アケビだけでなくスカンポでもF作品とⒶ作品がシンクロしていたのですね!しかも、アケビもスカンポも『少年時代』絡み。

 アケビとスカンポ、どちらの雑草も、二人の藤子先生が少年時代に野生のものを食したのではないかと思います。そういう共通体験があるのでしょう。

 と思いつつスカンポに興味を抱いて調べてみたら、俗にスカンポという別名をもつ植物はイタドリのほかにもうひとつ、スイバがあるようです。
 スカンポと呼ばれる植物はイタドリだけじゃない!?と知ったところで、その確認のため、2作品からスカンポの描かれたコマを引用しましょう。

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 これらのコマを見る限り、『少年時代』のスカンポはイタドリと明示されているとおりですが、『宇宙船製造法』のほうは形状からして、『少年時代』で描かれた植物と異なるように見えます。
 そして、『宇宙船製造法』の当該コマを見ると「この葉をかむとちょっとすっぱくて」というセリフがあります。イタドリの場合だと食べる部位は主に芽や茎で、通常、葉は食べないようです(調理法によっては葉も食べられるのかもしれませんが)。一方、スイバは漢字で「酸い葉」と書くとおり、酸っぱい葉を食べるようです(茎も食べます)。「この葉をかむとちょっとすっぱくて」というセリフに当てはまるのは、イタドリよりもスイバと考えるのが妥当でしょう。
 したがって、『少年時代』に出てくるスカンポは確実にイタドリで、『宇宙船製造法』のスカンポはおそらくスイバだろう、というのが現時点での結論になります。
『少年時代』と『宇宙船製造法』はスカンポという食べられる雑草でシンクロしながら、そのスカンポという名が指し示す植物は異なる種なのです。そういう、ちょっとねじれたシンクロの仕方をしているところが面白いですね。
 Hさんのご指摘からこんな面白さにたどり着けて、一種の知的好奇心が満たされた気分です。