5月9日のことだったと思います。
その日の夜、映画『のび太の魔界大冒険』同時視聴会に参加しました。(同時視聴会とは、複数の参加者がみんな在宅しておのおのDVDソフトやネット配信を再生しながら同時に同じ作品を観て楽しむ会です)
『のび太の魔界大冒険』に道路光線というひみつ道具が出てきます。
その道路光線が映画のなかに登場したタイミングで、同時視聴会参加者のみなさんとこんな話でちょっと盛り上がりました。「この道具は公募企画で読者が考案したアイデアが元になっているんですよね!」
道路光線は『のび太の魔界大冒険』で初めて登場した道具ではありません。初登場は、「小学三年生」1980年8月号に掲載された「道路光線」という作品においてでした。
その3ヶ月前に発売された「小学三年生」1980年5月号の誌上で、公募企画「ドラえもんアイディアコンクール」が告知されました。そこに応募されたたくさんのアイディアのなかから金賞のひとつに選ばれたのが道路光線だったのです。
そのアイディアは藤子・F・不二雄先生の手によってマンガ化され、8月号の「ドラえもん読者アイディア大発表」のページにて“金賞作品(その1)「道路光線」”として発表されました。
F先生は道路光線を気に入られたようで、その後「歩け歩け月までも」(てんとう虫コミックス26巻)と『のび太の魔界大冒険』にも登場させ、おなじみのひみつ道具となっていったのでした。
道路光線を考案したのは、当時8才の少年。自分が案出したひみつ道具がF先生(当時は「藤子不二雄」名義)の手によってマンガ化され、しかもその後大長編ドラえもんにまで登場させてもらえるなんて、さぞかし誇らしくて嬉しくて感動的なことだったでしょう。生涯の自慢になりそうです。
その道路光線ですが、私が1980年代に買ったアーモンドグリコの箱にこの道具が載っているため、個人的に道路光線というとアーモンドグリコの箱を思い出しがちです。
ただし、この箱では道具名が「こうせんどうろ」になっています(笑)
そのアーモンドグリコとだいたい同じ時代(1980年代中盤ごろ)に買って中身を食べ終えたらパッケージを保管しておいた江崎グリコのドラえもん商品がいくつかあります。
それらをざっと紹介しましょう。
●グリコとスポロガムのおまけが入っていた箱(中身のおまけは行方不明)
●チョコ・バナナアイスとクリームコーヒーアイス。
●ドラえもんモナカ
●ペロタン
ペロティやペロタンは、プリントされた絵をペロペロ舐めて消していくのが楽しかったです。絵が消えたあたりから舐めるのがもどかしくなって齧ってしまうこともしばしばありました。
●カプリコ
アイスクリームみたいな形状とエアインチョコレートのふわっとした食感が、幼いころから大好きでした。それがドラえもんと絡んだものだから大喜びで食べました。
1970年代〜80年代序盤にもグリコの商品をよく食べていましたが、そのころはパッケージを保管しておこうという意識がなくて、ほぼ残っていないです。
以下は、グリコのノベルティグッズです。
これらは当時リアルタイムで入手したのではなく、後年コレクションとして購入したものです。どれも1970年代の品と推定します。とくに、原作絵を使った2品はテレ朝版アニメが放送開始する前の時代に世に出たものと思われます。
●下敷き
●紙袋(不二子プロと表記されちゃってますね・笑 誤植でしょう)
●下敷き
と、グリコの品をアップしているうちにグリコのお菓子を何か食べたくなってきました(笑)