ドラコにまたがったドラえもん

 藤子ファン仲間のMさんからいただいた寒中見舞いを見て、「藤子プロさんの年賀状のその後のワンシーンみたいだな」と感嘆し、すぐに2枚を並べてみたらまさにそんな感じで胸が躍りました。

 上が藤子プロさんの年賀状で、下がМさんの寒中見舞いです。

 

 「ドラえもんがドラコにまたがって空を飛んでいる」という状況や構図が共通していますが、そうやって共通しながらも、Мさんの寒中見舞いでは、ドラえもんがドラゾンビの扮装をしていますし、ドラコは大きく成長した姿です。

 それゆえ、Мさんの寒中見舞いは、藤子プロさんの年賀状で描かれたシーンからいくらか時間が経過した“その後”のシーンのように感じられるのです。

 

 Мさんによれば、このデザインは昨年の段階で完成していて、藤子プロさんの年賀状とイメージが近いものになったのは偶然だそうです。今年は辰年ですから新年の挨拶のはがきにドラコとドラえもんを登場させようと考えるのはドラえもん好きとして実に自然なことですが、同じ構図になりながら「ドラえもん→ドラゾンビ化」「ドラコ→成長」と見事なまでに時間経過を感じさせるシーンになったのは、おもしろい偶然です。