トキワ荘記念碑の除幕式

 4月4日(土)、東京都豊島区南長崎3丁目の南長崎花咲公園で、トキワ荘記念碑の除幕式が催されました。
 http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20090404mog00m200002000c.html
 http://mainichi.jp/enta/mantan/graph/manga/20090404/
 http://blog.goo.ne.jp/tokiwasou-street/e/be390d6ecabfdd39f24994605535d30e


 私は東京まで出かけられず残念でした。
 ニュース記事や主催者のブログなどを見ると、除幕式に出席されたトキワ荘関係の漫画家(あるいはアニメーター)は鈴木伸一先生、水野英子先生、よこたとくお先生のお三方で、藤子不二雄A先生はいらっしゃらなかった模様。


 トキワ荘記念碑は御影石で造られ、高さ170センチ、幅と奥行きが160センチの大きさ。台座にゆかりの漫画家の似顔絵とサインをあしらった銅版が埋め込まれ、その上にブロンズ製のトキワ荘の立体模型が設置されています。
 南長崎花咲公園は、トキワ荘の建っていた場所から約300メートルのところにあります。トキワ荘跡地には何度か足を運んでいるので、どこの公園かイメージはつきます。
 トキワ荘跡地は本当に跡形もなくて寂しい限りで、トキワ荘の漫画家たちが愛した中華食堂「松葉」がまだ営業を続けていることがこの地を訪れる最大の目玉だったのですが、これからは、それに加えトキワ荘記念碑が見どころになりそうです。いつか東京を訪れたとき記念碑を見に行きたいです。


 現在発売中の「ジャンプスクエア」5月号掲載の『PARマンの情熱的な日々』第18回は、「トキワ荘へタイムスリップ」。今年2月、A先生が鈴木伸一先生を誘ってトキワ荘跡地を訪れたエピソードが、トキワ荘時代への郷愁たっぷりに綴られています。



 私は同日、トキワ荘記念碑の式典に行けなかったことを寂しがりながら、愛知県岩倉市五条川沿いで開催中の「岩倉桜まつり」へ、昨年に引き続き出かけました。ここは「日本のさくら名所百選」にも選ばれた、地元では有数の桜スポットで、五条川の両岸におよそ1600本の桜が並んでいます。
 あいにくの雨で、傘をさしながらの花見となりました。上着をずいぶん濡らしてしまいました。そういえば『ドラえもん』の「何が何でもお花見を」(てんとう虫コミックス45巻所収)に、のび太くんが雨で花見に行けなくなってひどく拗ねるシーンがあったなあと思いつつ、私は雨のなかの花見をそれなりに楽しみました。


ドラえもん』の花見エピソードでは、てんとう虫コミックス43巻所収の「食べて歌ってバイオ花見」の、マイクを握ったっきり離さないしずちゃんの一コマも大好きです。のび太にカラオケを勧められて「えーっ、あたしへただから、はずかしいわ…」と躊躇していたしずちゃんが、いざ歌い出すとマイクを離さないというその茶目っ気が面白いですし、そんなしずちゃんを見るのび太ドラえもんのあっけにとられたような困ったような微笑ましそうな微妙な表情も印象的です。