「しのだ先生が語る手塚先生とF先生とA先生!&お誕生パーティӏ

 11月30日(金)のことです。
 えびはら武司先生の『まいっちんぐマンガ道』3巻出版記念特別イベント「しのだ先生が語る手塚先生とF先生とA先生!&お誕生パーティ〜♪」が阿佐ヶ谷ロフトAで開催されました。
 
 出演者の顔ぶれを見れば藤子ファンとしてときめかずにはいられません。


 
 
 藤子先生のアシスタント出身の先生がたが壇上にずらりと並ぶ光景。それを眺めているだけで、藤子脳にハッピーな汁が分泌されます(笑)
 

 
 そんななか、今回のイベントの主役はしのだひでお先生でした。
 しのだ先生は、藤子スタジオのOBではなく、藤子先生のお友達として仕事を手伝っておられました。一時期は藤子スタジオにしのだ先生の机もあったくらいの心強い助っ人でした。


 
 
 しのだ先生は、手塚先生のアシスタントをされていた時代やトキワ荘に通われていた時代(つまり昭和30年代前半ごろ)の貴重なお写真の数々を披露してくださいました。漫画史の貴重な各場面に触れた思いがしました。
 藤子不二雄Ⓐ先生がどんなふうに仕事の手伝いを頼んでくるか…その無茶振りの様子を語られたり、しのだ先生が『怪物くん』第1話や読切『黒イせぇるすまん』を手伝ったときの面白エピソードを明かされたときなどは会場内がドッとわきました。それまで漫画界で「弟子」と呼ばれていた存在を「アシスタント」を初めて名づけたのは手塚先生だった、というお話を聴けたのも興味深かったです。


 
 
 さいとうはるお先生と三谷幸広先生のお姿を初めて拝見しました。それだけでも感動モノですし参加してよかった!と思いました。お二人とも藤子Fの先生のやさしいお人柄が伝わってくるエピソードを聞かせてくださいました。
 ●さいとう先生の発言(要約):十二指腸潰瘍で入院したことがあった。そのときなんと藤本先生がお見舞いに来てくださった。感動で泣いた。ふだんお話しできるような先生ではなかったので。メロンを持ってきてくださったが、僕は十二指腸潰瘍なので食べられない(笑)ご家族にどうぞ、と藤本先生はおっしゃった。
 ●三谷先生の発言(要約):藤子スタジオでハワイ旅行へ行ったときのこと。みんなが海で泳いで遊んでいるなか、荷物番をしていたら、藤本先生が「ぼくがやりますから遊んできなさい」と替わってくださった。お言葉に甘えて遊びに出たら、先輩に「藤本先生にそんなことをやらせるな!」と叱られた(笑)泊まったのが豪華なホテルだったので館内をビデオカメラで撮影していたら、何か変なものがチラリチラリと映り込んだ。何かと思ったら藤本先生がカメラの前にご自分の手を差し入れてイタズラしていた(笑)


 先生方によるライブドローイングもありました。各先生のクセの出たドラえもんがいとおしいです♪
 
 ・さいとうはるお先生・作


 
 ・三谷幸広先生・作


 
 ・高峯至先生・作


 
 ・えびはら武司先生・作


 
 ・しのだひでお先生・作

 
 ほかにも、藤子キャラコスプレ、藤子アニソンメドレー、大長編ドラえもん漫談など藤子ネタ満載の大サービスでした。
 
 
 
 コスプレのすみきちさんは、のび太のコスで登場して途中でドラミちゃんにお着替え。私はドラミちゃんがかわいいと思ったのですが、隣にいたN氏はのび太くんのほうがかわいいと言うので意見が別れました。つまり、どちらもかわいいということですね♪
 
 藤子アニメソングメドレーは、ホワイト☆ハルさん。彼女の歌声に合わせて思わず藤子ソングを口ずさんでしまいました。メドレーを『藤子不二ワイド』のOPで始めてEDで締めるという構成が粋でした。
 
 
 
 大長編ドラえもん漫談は爆裂Qさん。『のび太と鉄人兵団』のジュドやミクロスのネーミングの由来を推測したくだりなど、芸として面白かったし、そこまで深堀りするか!という驚きもありました。(グラフみたいなのは、しずちゃんのパンチラコマをカウントした結果だそうです・笑)


 11月30日の開催ということで、藤子F先生(12月1日生まれ)としのだ先生(11月15日)をお祝いするコーナーもありました♪
 
 
 
 


 会場で『まいっちんぐマンガ道』3巻を購入!
 
 
 


 藤子ファンとして何から何までハッピー感あふれるイベントでした♪